今日の一本 (V フォー・ヴェンデッタ)

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なかなかおもしろい作品でした。
V
独裁国家と化した近未来の英国。労働者階級の若きヒロイン、イヴィー(ナタリー・ポートマン)は絶体絶命の危機に見舞われたところを“V”とだけ名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に命を救われた。
 いくつもの顔をもつVは、華と教養を兼ね備えた紳士であり、恐怖政治に抑圧された市民を暴君の手から解放することに余念がない。しかし一方では、怨念にかられた血の復讐鬼でもあった。
 不正と暴虐にまみれた政府から英国民を解放するため、Vは国の圧制を糾弾し、同胞の市民に国会議事堂前に集結するよう呼びかける。決行は11月5日――“ガイ・フォークス・デー”だ。
 1605年の同じ日、ガイ・フォークスは火薬を詰めた36個の樽とともに、議事堂の地下道に潜伏しているところを発見された。フォークスをはじめとするレジスタンス一派は、ジェイムズ一世を君主とする圧政に反発し、政府の転覆を狙って“火薬の陰謀”をくわだてた。だが、一斉に摘発されたフォークスらは絞首刑、火あぶりの刑、四つ裂きの刑に処され、計画は未完に終わってしまったのだ。
 その反逆精神とあの日の記憶を胸に、Vはフォークスの計画を引き継ぐことを心に誓う。1605年11月5日に処刑されたフォークスに代わって、国会議事堂を爆破しようというのだ。
 謎に包まれたVの素性が明らかになるにつれ、イヴィーは自分自身についての真実をも知るようになる。図らずもVの協力者となったイヴィーはVの悲願をはたすべく、革命の火をともし、血も涙もない腐りきった社会に自由と正義を取り戻すために立ち上がった。

描かれている「未来のイギリス」は、古くは『ブレードランナー』や『未来世紀ブラジル』で80年代に提示され(もっと遡ると『メトロポリス』←こりゃ遡り過ぎだ)、見飽きたというか、手垢のついた「絶望的な未来国家」。
まぁ、それもそうで、この映画の原作は、80年代のイギリスで発表されたコミックだそうです。
なるほど、この映画の至る所に見られる80年代っぽさは、サッチャー政権下のイギリスの匂いなんですな。
救いようの無い暗さ、それでいて変にスタイリッシュなところがあったり。

監督のジェームズ・マクティーグという人は、『マトリックス』の助監督で、脚本はまさにその『マトリックス』のヲタ兄弟、ウォシャウスキー兄弟。
とはいえ、『マトリックス』らしい凝った映像の作り方はあまり見られません。
予告編や配給元の宣伝を見ると、『マトリックス』の流れを汲んだ驚愕の映像で描かれるアクション、というようなイメージを持たせようとしている節も見受けられますが、Vが多くのナイフを自在に操りながら警官隊を倒していくシーンに、多少のそれっぽさが窺える程度ですな。
実際は、前述の通り、80年代に流行った「惨憺たる未来像」をベースに、NY同時多発テロを経た2006年の視点をふりかけてみた、暗ぁーい映画ですから。

その暗い映画に差す一筋の光明が、ナタリー・ポートマンです。
いやー、スター・ウォーズ・サーガの1~3に出て、まさに女優としての成長過程をそのまま世界中に晒すという大冒険の結果、やっぱり少なからずパブリック・イメージの低下を招いてしまい、そうこうしているうちにキーラ・ナイトレイという、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で自身の影武者を演じた新進イギリス人女優に、その現代映画界に於けるポジションを乗っ取られつつある今日この頃ですが、この作品では、怯えながらも奥に秘めた芯の強さを窺い知れる眼差し(『レオン』の時の眼!)が戻ってきています。
ナタリー・ポートマン
一方、主人公?である「V」を演じるのは、「エージェント・エルロンド」ことヒューゴ・ウィービング。終始仮面を被ったままで、必然的にオーバーアクションになりがちなところですが、適度に抑えた芝居できちんと厄介な役を演じきっています。
ジョン・ハートが、いかにもな独裁者(名前が「サトラー」ってところからも、ストレートに「ヒットラー」を連想させます)を嬉々として演じているのも面白かったですね。

この記事へのコメント
RyoGAMさん、はじめまして。 長文失礼します。
コミックが原作らしく先入観念を持たずに観た為か、私は思った以上に楽しめました。確かにツッコミ所満載で手垢のついた「惨憺たる未来像・映画なのですが、「リアルな映画」だとも感じました。ポートマンは坊主頭になっても、頭の形まで綺麗と評されていますね。

近未来という設定ですが、映画の中の「情報操作」や「官製テロ」を現実と重ねると、今年公開された「意味」や、製作者の本当の「意図」が感じられるかもしれません…。 
ディラン・エイヴリー青年(23歳)が監督し、最もポピュラーな9.11検証シンボル映画「LOOSE CHANGE 2ND = ルース・チェインジ」で、「9/11 Truthムーブメント」の衝撃が世界に広がっていますが、ご存知ですか? 夏完成の「LC 2ND Recut」などで、Vのように「集まろう」呼び掛けました。 「仮面」の代わりが「黒のTシャツ」です。

06年の9月11日の再調査要求・NYデモと、次の日にその様子を伝えたはずのニュース。(デモ参加者の映し方の違いに着目…。)  9月11日は来年もやって来ます。
http://www.911podcasts.com/files/video/TalkingAboutaRevolution.wmv
http://www.911podcasts.com/files/video/Zahn_LC.wmv

DVD発売前から「LC2」吹き替え版の「無料」ダウンロードが各所で開始されています。日本語版の検索語「LOOSEチェンジ」の各国での報道などは、下記BBSの11/22を。ご参考になればと。 尚、本文内容やLINK先とは利害関係はありません。
http://www.wa3w.com/911/index.html
http://bbs9.fc2.com/php/e.php/cinepro/
http://www.harmonicslife.net/gallery/main.php?g2_itemId=775
2006/12/12(火) 00:29 | URL | W・R #YmM3ycEw[ 編集]
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