桃井はるこの書いたこのエントリを読んで、今回の事件で感じていた違和感の正体が判った気がした。
正確には、「今回の事件の報道を見て感じていた」違和感だったんだな。
桃井はるこは、出てき始めの頃(月間アスキーに出たのが最初と記憶している)から見ているけど、特に好きという訳でもなく、ただなんとなく、自分と同種のやつが出てきたんだあ、くらいな感じで思ってたのが、その後、受け手としてのヲタから、徐々に作り手側に回っていくのを見て、それなりに頼もしく思って見ていたんだけど、今回のエントリを読んで、いわゆる「有名人のblog」を読んで、書いてあることにこれほど心から共感できたのは初めてかもしれない。
こういう感覚を持ち続けながら、作り手側としてやっていく桃井はるこという人は、信用できる。うん。
それにしてもひどい事件だった。こんな事件が起きるような街ではなかった筈。そういう意味では、色んな部分であの街が世間で注目されていることでもあるんだろうけれど。
俺は自動車レースを観るのが好きで、東京に住んでいた時は、大きなレースがある週末は、現地に観にいくか、スカパーで生中継を見るかしていて、そういうのがない週末は、土日のどちらかは秋葉原に意味も無くふらりと出かけて、モバイル専科や若松通商やソフマップの中古モバイルを冷やかしたあと、喫茶東洋やリナカフェ(どちらも今はないお店)でコーヒー飲みながらまったり時間を潰していた。そう考えると、桃井はるこのようにアキバに思い入れはないし、むしろもっと日常的な場としてアキバに居た身としては、現在の、サブカルのメッカとしてのアキバ、いや、ヲタ・カルチャーがサブカルの中心となった現在の状況そのものに、違和感を感じるというか。
喫茶東洋やらリナカフェで知り合ったヲタ仲間が、今回の事件に巻き込まれていなかったのは個人的には幸いでしたが、不幸にして今回の事件に巻き込まれた人たちには、一刻も早いご快復を。そしてご遺族の方々には、心からお悔やみ申し上げます。
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