クロス

裏MotorsportsFlashback。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
石神井公園で髪を切った後、吉祥寺へもどり、ちょっくら時間つぶしをしたあと、三越裏のSPCへ。
今回の上京の最大の目的、デヴィッド・クロスの公演です。

以前のエントリにも書きましたが、クロスの昨年の来日時、ERAとのセッションでは、あのERAの壺井鬼怒の両氏を手加減なしの本気モードに突入させたとのことでしたので、今回の是巨人とのセッションには大いに期待する一方で、個人的にはこの手の音楽ではもうクロスは終わってるんじゃないのかという危惧もありました。
結果としては、どうも思ったとおりというか、曲によってはクロスが是巨人のハイテンションについて行きかね、クロスのヴァイオリンが澱んでしまうという場面が見られました。

ほぼ定刻に開演。まずは(先日のよしこさん&カーンのZAO組と同様に)是巨人の三人がステージに登場。
今回はセカンドアルバムの「ARABESQUE」からの曲を中心とした曲構成でしたが、アルバムで聞きなれた楽曲群が、むちゃくちゃ成長しているのに驚かされます。まさに現在進行形のユニットとはこういうのを言うんでしょう。
途中、「太陽と戦慄Part2」もやりましたが、ヨッシーのコメントによると、クロスと一緒にやるつもりだったがクロスが乗り気じゃないということで、せっかくだから、んじゃ三人でやろうか、ということだったようです。
鬼怒さんは「はぁ・・・緊張しますね・・・なんか『天覧試合』みたい」というコメントで笑いをとりつつ、ちゃんと座ってレスポールを弾くというフリップ翁スタイルでした。うーんクロス、絡んでほしかったなあ。というかいくら手数が多いこの三人でもやっぱり三人じゃ寂しいよなぁ。
という訳で、戦慄Part2に新曲も交えつつ、是巨人の演奏だけでゆうに一時間を超えており、クロス出現までのインターバルの時点でかなりの満腹感。果たしてこれだけのユニットに対して、クロスがどう立ち向かうんだろうか。

いよいよ後半開始。ポセイドン関係者の猫blogなどを読んでも、インプロ「主体」というより、どうも今回は正真正銘のインプロ「オンリー」のステージのようですが、はてさて。
一曲目はクロスのvlnが紡ぐフレーズを中心として、やや穏やか目な展開。鬼怒さんはとりあえずクロスの出方を見つつ、若干引いていたという感じでしょうか。
問題の二曲目。クロスのvlnから曲が展開していくのは一曲目と同様でしたが、それを受ける是巨人組が暴力的なまでの展開を見せ、クロスがそれについていけない場面が多々見られました。このあたりが現在のクロスの限界でもあり、古いファンとしては『Red』でクリムゾンをクビになり、『USA』ではエディ・ジョブソンの音に差し替えられた理由が垣間見えた気がしました。クロスが老いたというより、彼の体質が、この手のロックバンド形態でのインプロと合っていないとみるのが正しいのかも。
ヨッシーがマイクをセッティングし始めたのを見て、「ヲイヲイまさかクロスとのセッションでもヨッシー語か?」と思ってたら、ほんとに歌い始めたよw。
それにしても、鬼怒さんの速いパッセージとヨッシーのヨッシー語ヴォイスを聞きながら、クロスが考え込み、結局入れないという繰り返し(実際はそう何回もなかったんでしょうが)、その度にクロスがうんざりした表情を浮かべていたのが印象的でした。さしずめ、いじめられっこクロスが校庭の隅に呼び出され、腕っぷしの強い三人に囲まれて、一対三でボコられているというような状態とでも言いますか。

気を取り直しての三曲目。
さすがに是巨人もこれじゃマズイと思ったのか、若干穏やかなアンサンブルで是巨人が受け皿を作り、そこにクロスを招き入れる感じで曲が展開していきます。
ここでは前の曲と打って変わり、クロスのvlnが徐々に豊かなメロディを繰り出して来て、その美しさにあてられたのか、是巨人も暴力に走ることなく、最後までクロスの持ち味を十分に活かす方向の演奏に終始。
これ、二曲目で明らかにクロスが脱落してたから、その反省を踏まえて?三曲目ではこういう展開になったけど、なまじ二曲目でクロスが中途半端に是巨人について行ってたら、三曲目はさらにその方向がエスカレートして収集がつかなくなっていた可能性もあり、そういう意味では二曲目あっての三曲目だったかなあ、と思いました。

と、まあ美しい終わり方で一旦本編は終了。その後アンコールでは、「太陽と戦慄Part2」を拒絶したクロスへのあてつけで(ってこたぁないか)再び鬼怒さんがフリップ翁スタイルでレスポールを手に登場。有機的で攻撃的なな二曲目、穏やかでメロディアスな三曲目のどちらとも違う、機械的・メカニカルで若干ハード目な感じの曲展開でした。

全体としては期待通りのライヴでしたが、前半の是巨人のライヴを見るだけでも十分価値があったことを考えると、はるばる広島から足を運んだ甲斐もあったと言っていいかと思いました。
ただ、やはり他の人のレポートなどを読んでも、翌日のピアニストとのセッションの方が評判がいいんですよね。去年のERAもアコースティックユニットですし、やはりクロスにはバンド形式はあってないのかも。そう考えると、翌日を見られなかったのは残念。

それにしても交通費はともかく、チケット代は安い。安すぎですね、これじゃ。うん、総合的にはそういった部分も含め、満足。

(トラックバック)
eiji の徒然ライブ雑記
re:CC
~猫とヴァイオリンと~Fiddler’s muttering
David Cross 2005.8 来日

この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://ryogam.blog4.fc2.com/tb.php/11-96762887
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
「2004.8 ライブレビューリンク」について「クロスが付いていけなかった」ワケでないと思われます。昨年のEraライブのゲスト出演では高速バトルをやってましたから。「ちょっと違うと思って静観した」のか「この勢いで1時間やったらもたん」と思ったのか、はたまた他の理由
2005/09/05(月) | David Cross 2005.8 来日

 Copyright © MotorsportsFlashback 弐 All rights reserved. 

 / Template by 無料ブログ テンプレート カスタマイズ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。