KINO

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Picture / KINO

KINO/Picture
It Bitesの旧作が紙ジャケで再発されるという情報に基づき、It Bites貯金をしていたんですが、あっけなく発売延期→発売未定になってしまいました orz
てなわけで、かわりにと言ったら何ですが、前回の上京時に、前から気になっていたIt Bitesのメンバーも参加しているKINOのアルバムを購入しました。
間に合わせというか埋め草に購入したつもりだったんですが、これ、実にいいです。
ドイツ語で「映画」を意味するバンド名の彼ら、メンバーは、It Bitesのジョン・ベック(key)、ジョン・ウェットンのバックでギターを弾き、Arenaのギタリストでもあるジョン・ミッチェル(vo/g)。ベースはMarillionのピート・トレワヴァス、ドラムはPorcupine Treeのクリス・マイトランド。
で、ツアーではドラムがIt BitesのBob Daltonに変わっています。
いわば、ポンプロックムーブメント以降の英国プログレ系バンドのメンバーの組み合わせをいろいろ変えてできたバンドですね。

音の方もまさにそんな感じで、彼らの持ち味である歌メロの耳障りの良さと、80年代的な音作り。
あ、80年代的といっても、80年代に流行していた音(例えばパワー・ステーション系のオーバープロデュースな音とか)ではなく、「80年代に時代遅れと嗤われていた音」とでも言いますか。
要するにASIAとか、GTRとかのイメージですね。
メロディの良さではASIAが近いような気もします。ヴォーカルのジョン・ミッチェルも、ある部分ではウェットンにそっくりです。
ただ、ASIAが持っていた、ある種の臭さがない。脂ぎっていない。
ASIAのあのくどさ、臭さは、多分にジェフ・ダウンズの作るメロディとアレンジ、キーボードの音色などに因る部分が大きかったと思うんですが、KINOのキーボードのジョン・ベックは、It Bitesを聴けば分かるとおり、もっとトニー・バンクス的ていうか、Genesis的な「純イギリス的」な湿っぽさを持っています。
その湿っぽさ、曇り空のイメージがアルバム全体を覆っていますね。

情景に例えていうなら、だだっ広い野原(荒野というよりも野原)、映画『ブレイブハート』にでも出てきそうな野原ですね。で、空は厚い雲に覆われて、風は少々強めに吹いている。
そんな中でメンバーが誰も聴く人がいないのに、プレイしている。
事実、彼らは時代に完全に取り残された人たちな訳ですが。

曲によってはものすごっくポップなんですが(というか大半がポップかな)、古臭いイギリスのロックの持つ、突き抜けられない穏やかなポップさ加減が、この季節、自転車で川べりを走りながら聴くのに実に適しています。
多分、これが国内発売された春先や夏に、これを買って聴いても、ここまでストライクじゃなかったかもですね。
この秋の愛聴盤の一枚です。

・・・で、It Bitesの紙ジャケは、いつ出るんでしょうかね。。。

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