美味いビールを飲もう

裏MotorsportsFlashback。
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 東京ドームにて、今年は1月8日から16日まで、9日間に亘って開催された、ふるさと祭り東京
 例年、全国からいくつかの地ビールのブルワリー(メーカー)が出展していますが、今年も出展ブルワリーが若干増えており、ビアヲタにとっては一年で最初のビアフェスになりつつありますwww。

 今回、開催期間中に、厚木のサンクトガーレンが作るバレンタイン連動限定醸造ビールである「チョコビール」の発売日が掛かっているということで、サンクトガーレンブースでは、チョコビールの樽生を揃えるらしく、その発売日に合わせて東京ドームに行ってきました。

 マニアの皆様方におかれましてはご承知のことですが、チョコビールに関しては、各ブルワリーで様々なものが作られているなか、サンクトガーレンは、カカオの風味を、カカオを使わずに焙煎モルトだけで出す、という、純粋な「ビール」です。

 そのあたりの詳細はこちら→■ サンクトガーレン【チョコビール】について

辣腕広報師、mksn サンクトガーレンの「チョコビール」の看板商品は、インペリアルチョコレートスタウトです。同社の天才広報師mksnの手腕もあって、毎年、結構大々的にネットニュースなどで取り上げられることもあって、ビアヲタ以外にもその存在を知られていますが、同社はバレンタインシーズン向けには、このインペリアルチョコレートスタウトと並行して、毎年、チョコレートモルトを使った限定醸造のデザートビールをつくっています。去年は「橙」を使用したオレンジチョコレートスタウトと、栗を使用したマロンチョコレートスタウト。一昨年は昨年と同じオレンジチョコレートスタウト。その前はバニラビーンズを使ったスイートバニラスタウト。(スイートバニラスタウトは限定醸造でしたが、その後、通年商品になり、今はいつでも買えます)
 で、今年の限定は、「四種類の柑橘を使用した四種類のオレンジチョコレートスタウト」
 例年通りの「橙(だいだい)」を使ったものに加えて、同社の夏季限定醸造「湘南ゴールド」と同じ果実を使ったもの、さらに「マイヤーレモン」を使ったもの、「ピンクグレープフルーツ」を使ったもの、の四種類でした。

 今回、東京ドームの「ふるさと祭り東京」では、当初、インペリアルチョコレートスタウトに加えてこれら四種類のオレンジチョコレートスタウトが全部樽生で飲めるという話だったので、まぁサンクトガーレンヲタとしては黙っておれず、飲み比べに行ったのです。
 実際は諸般の事情によりwww、タップの数が足らず、オレンジチョコレートスタウトが「湘南ゴールドバージョン以外」の三種類しかなかったわけですがwwwwww

 それはまあいいですがw。

 で、当日は、平日限定の飲み比べセットというようなものも用意されており、さっそくオレンジの(湘南ゴールド以外の)三種プラス、チェイサー替わりにゴールデンエールで、合計四種の飲み比べセットを飲んでみました。
サンクトガーレン四種飲み比べ
 写真は、左から、チェイサー代わりのゴールデンエール、マイヤーレモン、ピンクグレープフルーツ、橙、です。

 結局この日は「湘南ゴールドバージョン」が飲めず、当日瓶で買ったのをあとで飲みましたので、以下のインプレでは、湘南ゴールド以外が樽生、湘南ゴールドのみボトルで飲んだものとなります。

橙(だいだい)
元々、オレンジチョコレートスタウトは最初は橙しかなかったんです。つまり一番作り慣れているというか、これまでこれが美味しかった、つまり評判が良かったから、今年は果実の種類を増やそうだとかいう発想にも繋がった筈で、その意味でもこれが美味しいのは当たり前とも言えます。実際おいしいです。四種で一番「オレンジチョコレート」という言葉の持つイメージに近いですし、味・アロマともバランスが取れていると思います。一押し。
湘南ゴールド
同社が毎年夏に季節限定で出しているフルーツビールでも使われている、湘南ゴールドという果実を使っています。これは、「橙」の持つオレンジ的な特性が、そのまま湘南ゴールドという果実の持つ特性に入れ替わった感じです。ただ、湘南ゴールドという果物のキャラは橙より幾分個性的です。まぁ夏の同社の「湘南ゴールド」が好きな人なら、橙よりこっちのほうがいい!と言う人もいるかもしれません。
ピンクグレープフルーツ
これは一口飲んで、最もサンクトガーレンらしからぬ感じがしました。同社のフルーツ系ビールは、基本的に醸造後に果汁を入れ足すというやり方は取っていない筈で、つまりビアカクテル的なものではなく、醸造前に麦汁と果汁を合わせておいて、それを発酵させるという手法を取り続けていた筈なのですが、この「ピンクグレープフルーツ」は、もしかしたら発酵後のビールに果汁を入れ足したかな?というくらいに「果汁感」が極めて強く感じられました。実際は発酵前にしか果汁というか果実を使っていない、いつもの作り方だということでしたが。ブルワーの岩本社長に少しお話しを伺うことができましたが、ご本人も「ピンクグレープフルーツは発酵しづらかったのか、思ったより果汁が残ってますねー」とのことでした。そのため、四種の中では最もジュース的というか、ビアカクテル的な感じがします。スタウト的、ビール的な部分が他に比べて少ないため、ビールが苦手、スタウトが苦手な人には一番お勧めできると感じました。
マイヤーレモン
これはとにかく酸っぱい!レモンの個性を最大限に活かしていると感じました。レモンの酸味とレモンの極めて強いアロマにより、強烈にレモンで、とにかくレモンです!広島のGolden Gardenでは、地御前の牡蠣を使ったカキフライとこのビールとのマリアージュをお客さんに薦めていたらしいです(mksnからの事後情報です)。もともとスタウトには牡蠣の殻を入れたものもあるくらいなので、牡蠣との相性は良く、さらに牡蠣にはレモンを絞りかけて食べるという食べ方もあることから、これはなかなか面白いマリアージュだと思いました。それはともかく、ビールはもうとにかくレモンが強くて、スタウトの持つ香ばしい焙煎モルトの香りが幾分喰われてる気がしました。だから、チョコレート感は四種類の中で最も弱いです。「スタウトは醤油っぽくてどうも苦手で…」という人にはお勧めかもしれません。
 …以上、簡単かつ独断のインプレでした。例年通り、既に直販の通販分は売り切れているようで、今からの入手は困難かもしれませんが、まだ小売店は店頭売りしているところもあるので(*)、店頭及び流通在庫なら入手は可能かもしれませんので、ご参考までに。

* 1月24日現在で、目白の田中屋さんには四種類とも揃っていたのを行って確認しました。

 広島から茨城に移り住んで、半年以上が経過した今ごろになって、なんだよ!というお叱りを受けそうですが。
 いや、忙しいから今まで書けなかった、とか、そういうのではなく、思い入れが強すぎて、自分の中で文章を纏められなかった、のかな、今までこのお店のことを書かなかったのは。いや言い訳ですごめんなさい。

 もちろん、広島で最初に居着いたお店、天満町にあるパブCeltic、家から至近距離にあるショットバー@nima、常連と店主の関係以上に親しくさせていただいた和食処鯛の鯛、みんな思い入れはありますよ。

 というわけで、広島時代に思い入れのある飲食店の中でも、とりわけ思い入れが強いお店が、Golden Gardenです。

 昨年の8月20日過ぎに、広島から茨城への異動の内示を受けた日、Golden Gardenに行き、そのことを伝えました。そして同時に、仲の良かった他の常連さん達で、当時、電話やメールなどの連絡手段を知っていた四人程にも連絡し、異動前に最後にGolden Gardenで飲めるのは8月29日の土曜日になるでしょうから、できたらご一緒しませんか、みたいなお誘いの連絡をしました。
 その8月29日は土曜日でしたが、出勤日でしたので、仕事を終えてからGolden Gardenに向かいながら、途中、週末なので行ったはいいけど入れないと困るなあと思い、携帯でお店に確認しました。
「今、そっちに向かってるけど、入れる?」
それに対して、
「ちょっと相席になりますけど大丈夫ですよ」
という回答。
 四人とも来てくれていたらいいなあ、自分と合わせて五人で飲めるといいなあ、という具合に考えながら、お店に向かいました。
 ところが、お店の扉を開けてびっくり。25人くらい入るお店ですが、店内ほぼ全て、顔見知りのお客さんばっかり!
 どうやら、お店のスタッフが気をきかせて、俺とちょっとでもつながりのある常連のお客さん、みなさんに声を掛けてくれていたようなんです。当日は出勤日ではない筈のお店のスタッフも来てくれていたりして、もう、こちらは感激しきりでした。
 もちろんみなさんとも楽しく飲めて、最後に本当に楽しい思いができました。
 お店のスタッフである、すぐるくん による、お手製のDVD(中身はお店の様々なイベントの時などの思い出の写真をスライドショー形式でまとめた動画)をプレゼントしていただきましたが、そのジャケットに、当日いらっしゃったみなさんが寄せ書きをしていただきました。その人数を数えてびっくりしたんですが、、総勢27名。

 飲食店に求めるものって、みなさんそれぞれあるでしょうけれども、やっぱりまずは値段なりの価値のあるものを食べさせてもらったり飲ませてもらえるというのは基本でしょう。
 その「価値」っていうのは、味だったり量だったり、それ以外にも、たとえば「珍しさ」だったり。よく足を運ぶお店っていうのは、みんな、こういう言い方をするとドライに聞こえるけど、こういう部分でコスト・バイ・バリューを満たすお店だと思うんです、飮食に限らず。

 ただ、本当の意味で、「自分はこの店の常連だ」と言い切るお店っていうのは、そういう「満足」を超える「なにか」が得られるお店ですね、自分の場合。

 Golden Gardenの場合は、その「なにか」は、人と人の繋がり、でした。

  ビール好きな人たちは、みなさん、
「どこそこのお店の常連の誰それさん」
という具合に、お店の名前を肩書き替わりに使うこともある訳ですが(まぁビール好きに限ったことではないですが)、俺自身は広島を離れても、肩書きは、なお@Golden Garden、であり続けたい、と、そう希望しています。

 俺も今でこそ、日本におけるクラフトビール先進地域である関東(ええ、茨城は関東ですよ、北関東ですけど一応関東地方です)に住み、東京近郊のビールのイベントなどに顔を出せるようになってますが、2005年の7月に広島に移り住んだ時には、それ以前に住んでいた東京とのビール的な環境の落差に愕然としたものでした。
 広島に着任後、右も左もわからないままにネットで広島のビール事情を調べていくうちに、ビールに関しての記述が多い、広島の人が書いているblogを発見することになります。
 家で飲んだビールの話や、広島の飲食店で飲むビールの話。とにかくビールに関する話が多い。
 そのblogを読んで、広島市内のアイリッシュ・パブ、Molly Malone'sを知って、飲みに通うようになり、ある日そのMolly Malone'sでギネスを飲んでいる時に、見知らぬ外国人客から話しかけられました。
「あなた前にこの店で見た時もギネス前も飲んでたね。ギネス好きですか?」
 もちろん、ギネスは好きなビールの一つなので、「YES」と答えたら、
「ここのギネスはおいしい時と、おいしくない時があると思う。コンディションが・・・」
 確かにそれは感じていました。
 とりわけギネスは、サーバーのコンディションが悪いと、泡に異臭がつくんですよね。そういうことがMolly Malone'sでは時々あったので、その外国人客に同意したら、
「もっとギネスがおいしいお店を教えるよ」
 それで知ったのが、当blogでもたびたび取り上げている、Celticという店でした。
 以来、俺はCelticの方に頻繁に出入りするようになり、Molly Malone'sからは足が遠のくことになります。

 話がそれました。

 つまり、広島における俺の飲み歩きの原点とも言えるblogがあった訳です。今もありますが。
 そのblogは、いわば、俺にとっての広島での外飲みの開拓の恩人とも言える訳です。

 言うまでもありませんが、そのblogのオーナーこそが、広島におけるクラフトビールマニアの頂点に位置する人、すなわち、Water Dragonさん(twitterでは@waterdrakeさん)です。

 その後、広島にもGolden Gardenというビール専門のお店ができました。
 できてすぐに一度、足を運びましたが、当時、広島におけるビール文化の広がりには全く期待していなかった俺は、暫く足が遠のいていましたが、これまた、Water Dragonさんが何度も何度もblogで取り上げられているのを読むうちに、いつの間にか足繁くGolden Gardenに通うようになり、気が付いたらどっぷりと首まで漬かるような・・・ま、それはまた別の話です。

 Golden Gardenが広島にビール文化を根付かせ、発展させつつある立役者であるということは事実です。しかしここで言いたいのは、Golden Gardenができる前から、広島というビールマニアには不自由な環境下でもビールを愛し続け、そして一個人でありながら、Golden Gardenのスタッフをして、
Water Dragonさんのblogを見てお店に来ました、という人が大変多い」
と言わしめるほどに強い影響力を持つに至ったという事実です。

 そうそう、「CGM(Consumer Generated Media)」という言葉があります。

 Water Dragonさんのblogと、そのblogを取り巻く状況は、CGMの典型だと思います。
 こんな状況は、なかなか、一朝一夕に生み出せるものではないです。
 そしてなにより尊敬すべきなのは、Water Dragonさんという人は、奥様もお子様もいらっしゃる、れっきとした一家の大黒柱なんです。それであれだけのビールを飲んで、それをきっちり記録されているというところ。

 どうかこれからも、たっぷり飲んで書いて、広島のビール文化の向上について、中心的な役割を果たしてほしいと思います。そしていつか、また御一緒できる日を心待ちに!

光栄にも、ご自身のblogで、Golden Gardenでの俺の送別会について書いていただいてます。ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。

 10月12日(月)、横浜の赤レンガ倉庫で開かれていました『横浜オクトーバーフェスト2009』に行ってきました。
 聞けば相当な混雑だということで、当日は午前中から会場入りしてやろう、と、東海村を9時過ぎに出発し、11時の開場直後にはみなとみらい21入り。赤レンガ倉庫の会場には11時過ぎに入りました。

 赤レンガ倉庫のイベント広場には、大きなテントが一つと、その周辺に様々なブースが小さなテントで広がっており、全体を低い柵で囲うような形で会場が設営されていました。会場への入口では、入場料200円を払い、チケット代わりのパンフレットのようなものを貰います。当日なら、一度退場しても、それを示せば再入場が可能というシステム。
 入口には既に短いながらも行列ができていました。早めに着いてよかった。

 さっそく大きなメイン会場のテントに入り、辺りを見渡すと、ありました。サンクトガーレンのブースが。

 サンクトガーレンの広報のおねいさんが10月10日にblogで書いていた看板の話、そして同日こちらのエントリでも書かれている
の看板がうちのより20cmもデカくて、目立つ』
 …えー、『隣』って、ここだったのですねwwてか、青色LED目立ってないし、そもそも結局隣とサイズ合わせるためになんか継ぎ足してるしwwww

 看板はともかくとして、さっそく、お目当てのサンクトガーレンのプレミアムフェストビールにして、志村さんの三次ベッケンビールにおける最後のビールを飲みました。そもそもこれを飲むために来た訳で、詳しい事情はこちらのエントリにて。

 若干ハイアルコールなので、何もお腹に入れずに飲むのはあれだ、と思い、ソーセージなども調達して、ビールと共に持って席へ…席へ…あれ?既に大テントの中の席は一杯で、仕方なく外の席へ。

 この時点では、外の席はまだガラガラです。
 天気もいいですし、気温も暑すぎず寒すぎずでちょうどよかったので、まぁいいか。
 ちなみに、席を探してうろうろしている間にグラスが半分ほど空いちゃいました。

 味は、忘れもしない、間違いなく三次の味、豊穣の味です。  このコンディションでこれが飲める幸せ。
 スタイルそのものは、例年通り、ジャーマンスタイルのトラディショナル・ボックであり、スタイル名で言うところのオクトーバーフェストビールやメルツェンよりもホップのキャラが控え目。飲んでいる最中に苦味はほとんど感じず、飲み終えたあとに少し喉に苦みを覚える程度で、むしろ麦の甘さがかなり強いものでした。
 アルコール度数は少々高め。昨年の豊穣よりも高いらしいです(確か昨年は7%、今年は7.5%)。
 しかし、志村さんのビールの特徴でもある、「ハイアルコールなのにアルコール感に頼らず、スムースな口当たり」という部分はこのビールでもきっちりと貫かれています。
 てか、むしろ、その「志村スタイルのハイアルコール」集大成とも言っていいでしょう。
 ホップの苦みは控え目で、かつ飲んだ時のアルコール感も抑えられていることから、かなり甘いにも関わらず、すいすいと飲めてしまう、鋭角的な部分がまるでない、長期熟成ならではのマイルドな口当たり。


 三次麦酒の休業(中国新聞の記事がなくなってるのでGoogleのキャッシュ)により、下手をしたらタンク丸ごと廃棄処分になる可能性もあった『豊穣』、このおいしいビールを世に出すべく尽力されたお二方です。
 作り手である志村さんが広島県三次市で丹精こめて作られたビール。それを自社ブランドのフェストビールとして世に出す決心をされたサンクトガーレンの岩本社長。お二方のご苦労、そして自らブルワーでもある岩本さんの友情と漢気には頭が下がります。

サンクトガーレンの「中」グラス。陶器マグ、スワロフスキー入り
 一杯目は大グラスで、自分のために飲みました。二杯目は、広島にいて、志村さんが作る最後の『豊穣』を飲めないみんなのために。(←すげー言い訳ww)
 一口目は前田先生、ふた口目はなおみさん、三口目はこうじさん、四口目はじゃkk…とか考えているうちにすぐカップが空いてしまいます。

 大テントの中で、ドイツのトラディショナルミュージックの演奏が始まりました。
 ステージの前の空きスペースでは、むかで行列ができて、みんな(見ず知らずの人ばっかりですよ)が手をつないで練り歩き…
プロージット!
 曲が終わると周りの人たちとプロースト!

 …いやぁ横浜のノリすげぇ。
 日比谷オクフェスに行ったことあるけど、こういうノリはなかったよ?

サンクトの限定ヴァイツェン
 ぼったくり価格の輸入ビールには目もくれず、地ビール!地ビール!という訳でサンクトガーレンのオクフェス限定ヴァイツェンを。
 スッキリ飲みやすいけど、ヴァイツェンらしいコクは今イチか…。でも日本屈指のジャーマンスタイルビール職人二人に挟まれてもヴァイツェンを出してくる勇気は素晴らしい。
 それにしても、あぁ、あの幻の銘酒、サンクトガーレンのクリスタルヴァイツェン。あれの樽生の味が忘れられません!あの再来はまだですかー!!!

ゴールデンエール最高!
 次もサンクト。これはゴールデンエール。俺にとってニッポン地ビール界における不朽のトップ3の一角。
 これ以外にサンクトは湘南ゴールド、横浜XPA、黒糖スタウトを飲みました。黒糖、美味しくなってた!!

富士桜高原麦酒のブース
 隣のブース、富士桜高原麦酒も気になります。
102親分キタ - .∵・(゚∀゚)・∵. - ッ!!  ブルワーの102親分こと宮下天通さんが自ら客引き。
 こちらにも俺にとってニッポン地ビール界における不朽のトップ3の一角、ヴァイツェンがあるんですが、それよりも気になるのがオクフェス限定ヴァイツェン。
オクトーバーフェスト限定ヴァイツェン
 いやぁうまい。さすが。小麦をローストしてるのかな?前の「森のヴァイツェン」は小麦をスモークしていて、あれも美味しかったけど、こっちはさらに美味しい。  ちなみに富士桜高原は、今年、これまでに全国で開催されてきたオクフェスでは、会場限定メルツェンを出していて、それの評判がすこぶる高かったんですが、それは今回はさすがにありませんでした。
 以下、飲んでないwwけど写真だけ。

 はい。行ってきます。

 目的は、先のエントリでも取り上げた、サンクトガーレンのフェストビールとして出品されている、志村さんの三次ベッケンビールでの最後のビール、秋のシーズナルビールでもあった『豊穣』を飲みに。
 サンクトガーレンの社長であり、同社の高品位なビールを造り続けているブルワーでもある岩本伸久氏、その漢気に感じるところあって、ぜひ行かねば、と。
 残念でならないのは、このビールを本当に飲みたがっている広島の仲間たちと一緒に飲めないという点です。みんなの分も俺がしっかり飲んでおくから。
 あっ、痛ててて。石を、石を投げないでください!

 他にも、サンクトガーレンは、このイベントのために作った限定醸造のヴァイツェンが出るようです。サンクトのヴァイツェンっていうと、5年ほど前のクリスタルヴァイツェンが印象に残っています。普段、ヴァイツェンは作っていないブルワリーなので、これも貴重。
 フェストビールとしての『豊穣』、そしてサンクトガーレンの限定ヴァイツェンの二つがイベント限定のビールで、その他、レギュラービールや季節限定モノなど、ほぼ現時点でのフルラインナップです↓
メニュー1
メニュー2

 他にも、富士桜高原麦酒が、このイベントに合わせて、お家芸のヴァイツェンのスペシャル版を出してくるらしく、こちらもまた楽しみです。今年、今までに全国各地で開催されてきたオクトーバーフェストで同社が出してきたフェストビールは、オクトーバーフェスト専用の限定出荷のメルツェンだったようですが、それとは別モノ、かつ、先日広島のGolden Gardenで飲んだラオホとヴァイツェンのハイブリッドビール『森のヴァイツェン』ともまた別モノのようです。

 噂では輸入もののドイツビールもたくさん出ているようなんですが、なんか料金が馬鹿高いみたいで、そっちはまぁいいや ('A`)

 ちなみにイベントの公式サイトはこちら

 10月2日、三次ベッケンビールの醸造長(いわゆるブルワー)志村さんが、mixiの日記に自ら書き込みされました。内容は、休業以降3ヶ月、ベッケンビールでの自らの復活は断念したこと、今まで応援してくれた人たちへの感謝、そして、これからもビール造りを続けていきたい、との決意も書かれていました。

 7月9日の休眠発表以来、首都圏・関西圏を中心に全国レベルで三次ベッケンビールのファンが「ベッケンビールの復活」を願い、署名活動を繰り広げ、集まった署名は、様々な調整の結果、広島在住ということもあり、このblogの管理人が三次にあるベッケンビールの(休業前の)社長が創業者でもある三次フードセンターに持ち込みを行いました(このことはasahi.comの記事にもなりました)。

 三次ベッケンビールの休業に関しては、以前に一度、自分が思うところをまとめたエントリをあげましたが、つまりは地ビールに過度の期待をするあまり、過剰な飲食施設を持ってしまったがために、その維持費がブルワリーの経営を圧迫し、どんなにおいしいビールを外販主体で売りまくっても、経営を好転させるには至らなかったというところです。
 このエントリに対して、Hiraさんというブロガーさんがトラバを打ってくれていますが、そちらのエントリの方が簡潔にまとまっていたりしますんで一読いただければと。

 三次ベッケンビールの(前)社長とお話させていただいた感じでも、とにかく、復活できればもっと工夫して、外販主体で利益を出せるビジネスモデルへの転換を考えておられたんですが、それにしても現時点での負債がネックになっている、というお話でしたが、結論としては、復活は断念されたということでしょう


【一部訂正】
 志村さんの日記を読むと、
(自らの)「ベッケンビールでの復活を断念」
 を表明されているだけで、「三次ベッケンビール」そのものは、依然として「休業」状態であることに変わりはなく、一部訂正しておきます。


 ところで、7月の休業発表時点で、三次ベッケンビールのビール製造設備には、完成したビール、仕込み途中のビールがあった訳ですが、休業が発表された直後、全国のビール専門パブや、地ビールを扱う小売店などから、ベッケンビールに注文が殺到した、と聞きました。完成したビールは、とにかく突貫作業で瓶詰め・樽詰めの作業をおこない、出荷されました(東京や横浜、大阪、西宮北口などで「ベッケンビール最後のケグ」を飲まれた人も多かったでしょう)。
 しかしながら、その時点で仕込み中だったビールに関しては、当然、出荷をする訳にもいきません。かといって、そのまま廃棄してしまうのは大変惜しい話でもあります。そう、初夏に仕込んで秋に出すビール、三次のシーズナルビールの中でも特に人気が高い、秋の限定醸造、ジャーマン・ボック・スタイルの『豊穣』が、休業騒ぎのさなか、三次ベッケンビールの醸造設備の中で熟成中だった訳です。
 では、その『豊穣』はどうなったんでしょうか。

『豊穣』の行方は

 話は変わって、神奈川県厚木市に、サンクトガーレンというブルワリーがあります。
 何度かこのblogでも書いていますし、俺と個人的に付き合いのあるビールファンの人なら耳にタコができるほど聞かされているでしょうが、俺にとっての地ビールのトップは、沼津のベアードブルーイングの島国スタウト、河口湖にある富士桜高原麦酒のヴァイツェン、そしてサンクトガーレンのゴールデンエール。三つのブルワリーが作る三つのレギュラービールが、同率首位なんです。

 さて、そのサンクトガーレンには、凄腕の営業というか広報担当というか、PRプランナーのおねいさん(しかもすげえ美人)がいます。
 そのおねいさん(公式blogも書いています)が最近twitterを始められたので、さっそくフォローしていたら、10月2日の志村さんのmixi日記に先立つこと一日、10月1日の午後8時41分に、非常に興味深いつぶやきがありました。さらに、そのつぶやきについている画像。画像に写っているのはビール瓶と、その瓶から注がれたと思われるビール。色はジャーマンボックの特徴的な濃いブラウン、そして瓶の形状は、三次ベッケンビールを知っている者にとっては忘れられるはずもない、ベッケンビールが使っているのと同じ500ml瓶。
 twitterのつぶやきにある「ある事情で陽の目を見ることが出来なくなったビール」、そしてベッケンビールが使っていた500ml瓶、さらに、瓶の横のグラスに注がれたビールの色…

 もしや、『豊穣』がサンクトガーレンから発売されるのか?と考えながら一日が経過。すると翌2日に件のmixi日記で志村さんが復活断念を表明。どうしても気になったので、3日にサンクトのおねいさんにtwitterのダイレクトメッセで訊ねてみました。これは『豊穣』ですか?と。
 帰ってきた答えは「諸々、難しい問題があるので、まだ正式に詳細は発表できませんが、皆さんに良い報告ができるよう動いています」というものでした。
 実はこのエントリはその時点で書こうかとも思ったんですが、一応、サンクトがそう言う以上、正式に発表がされるまで待とうと考え、今日に至ります。

 そう、正式に発表があったんです。

 以下、地ビール協会のメルマガを転載です。

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★緊急告知★ 横浜オクトーバーフェスト、サンクトガーレンブースにて
三次ベッケンビール秋季限定「豊穣」をフェストビールとして販売致します

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今夏、多くのビールファンに惜しまれつつ休業に入った
広島の三次ベッケンビール。

突然の休業のニュースは多くのビールファンに衝撃を与えましたが、
それはブルーマスター(醸造責任者)の志村さんにとっても突然のことでした。

春に仕込み、夏の熟成を経て、秋に発売予定だったベッケンの秋季限定ビール
「豊穣」は陽の目を見る機会を失われたまま飲み頃を迎えようとしていました。

「どうにかして、これを世に出せないか。廃棄されてしまうのは耐えられない」
志村さんの必死の訴えに、私たちも頭を絞りました。

そして…

諸々の課題をクリアーし、辿り着いたのがこの方法でした。

サンクトガーレン岩本とベッケンビール志村さんの友情ビールとして発売です

同じビール造りに関わる者として、時にはライバル、時には仲間として
戦ってきたからこそ痛いほどわかる想いがあります。

その想いを汲んでの決断でした。
どうぞ、1人でも多くの皆様に味わって頂ければと思います。

※処々の事情により会場でベッケンビールの名前は出せません。
サンクトガーレンのフェストビールとしての販売になります。ご注意下さい。

期間中、志村さんもサンクトガーレンブースのお手伝いに来てくれる予定に
なっています。ぜひ遊びに来てください。

 同じ内容のものが、サンクトガーレン公式blogにもあがっています

 どうです。

 サンクトガーレンの社長にしてブルワー、岩本さんの漢気。

 これは横浜、行くしかないでしょう。

 ニコニコ動画に、今年の広島ビアフェスの動画を投稿している人がいました。

 これです↓







・・・間違えますた。こっちです↓

 投稿したの誰だろう?知ってる人なのかな?うーん。
 とりあえず、コメントいくつか入れときました。
 ボランティアや実行委員、そしてブルワーさんたちの顔が全く出ていない(ついでに言うと客の顔も)のがちょっとつまんないですが。せめてブルワーと盛り上げ隊長たちの顔くらいは出してもいいんちゃうかと思いますた。

 そうそう、ビアフェス動画といえば・・・
 今年の広島ビアフェスは、ずいぶんいろんなマスコミが取材に入ったみたいですが、広島ローカル局のニュースを誰か録画した人、動画うpしてもらえませんかねー。見たいです。

 引越しのバタバタで更新できないまま日が過ぎますので、ビール関連の備忘録的に。

大山Gビールのペールエールに何が起きたのか?
この夏にGolden Garden(GG)で飲んだ大山Gビールのペールエール(ケグ)、大山のアイデンティティともいえる「モルト感」が減っていたように思いました。HIDEさんのことだから、きっちりした考えに基づいて作っているとは思いますが、そのコンセプトに何らかの変更があり、結果レシピの修正があったのか、それともあのロットに限ってのことなのか、非常に興味深いところです。広島ビアフェスで尋ねたかったんですが、あまりにもバタバタで(そしてHIDEさんも大忙し)訊けずじまい。
あの夜飲んだハーヴェストムーンのシュバルツは本当にレギュラーのシュバルツだったのか?
ケグで味が違ったといえば、同じくGGでもう少し前に飲んだ智子タソビールハーヴェストムーンのシュバルツのケグ。実は広島のCafe&Bar @nimaで、この夏にずっとハーヴェストムーンの瓶をいくつか扱っていて、瓶のシュバルツはしょっちゅう飲んでいた(一番人気で回転も速い)だけに、その味の違いに愕然としました。わかりやすく言うと、ケグが濃くておいしい。不思議なのは、大阪フェスでもシュバルツのケグ飲んだし、それまでも飲んだことはあるはずなのに、GGにあの時にあったケグが特別美味かったこと。当たりロットだったのか、それともハーヴェストムーンのケグ初入荷だったGGに敬意を表して、特別なロットが送られていたのか、謎。
東西桃対決
桃ビール比べ。お酒っぽさではサンクトガーレン「ももももももも桃エール」の勝ち。ビールっぽさでは箕面ビール「桃ヴァイツェン」の勝ち。ガレンのほうがデザートっぽくて甘みもあり、グラスを口に運んでしまいますが、度数が高いだけに後で結構きます。対して箕面は、ヴァイツェンと桃を組み合わせる発想がかおりんもとい、箕面ビールらしい。しっかりヴァイスビアとして通用する範囲内で、桃のキャラもちゃんと立てている。さすが。どっちもおいしいけれど個人的には今回は箕面ですかね。
広島名物、土手で地ビール(゚д゚)ウマー
あ、すぐるくんが土手飲みやってるwww。向こう岸に本願寺広島別院の伽藍の大屋根が見えますから、基町POP'La通りのあたりですね。
本当の意味での「地(元の)ビール」の理想型を茨城に見た
茨城県に来て最初に驚いたのは、広島で言えばスパークとか、そういう感じの地元資本のあまり大きくはないスーパーのお酒売り場にも、普通に常陸野ネストの瓶ビールが売られていること。元々日本酒の酒蔵ということで、販路をきっちり持っていたっていうのもあるでしょうけれど、それにしてもこの浸透具合は立派。地ビールこうあるべき。
「ビールで繋がる人の輪」茨城編
水戸市内にあるアイリッシュパブ、Kells。GGマスターが木内酒造で修行されていた時、飲みに行かれていたということで紹介されて行ってみましたが、オーナーと当時からいるスタッフがお二人とも、マスターやNARUさんのことをよく覚えておられました。GGが、そしてビールが、また人の輪を広げてくれた気がしました。適温で供されるネストのリアルエールも美味しく、終電を気にしながら飲まなければいけないのが残念ですが、通うお店の一つになりそうです。
「ビール愛」が感じられる店、感じられない店
同じくアイリッシュパブで、勝田の駅前にあるIRISh PuB & CaFe DOYLE'S。お店のスタッフはすんげぇかわいいおにゃのこなのが魅力的なんだけど、ネストのリアル(そう、ここにもリアルが置いてある。ネストの営業力つくづく凄ぇ)を頼むと、ペールエールをヴァイツェングラスに入れて出してきた。多分二度と行くことはないお店の一つになりそうです。水戸より近いのにεε=ヽ( `Д´)ノ ウワァァァン

7月29日(水)

 猫背さんの広島滞在期間中、二度目の呑み。
 予定通りなら仕事が早めに終わり、しかも翌30日が休みという、願ってもない状況だったので、無理を言ってこの日に二度目の呑みを設定させてもらいました。
 仕事が終わり、一度家に帰って普段着に着替えてから、ホテルまで猫背さんを迎えにいく。家でちょっとのんびりしすぎたため、結局タクシーで行くことに。まぁホテルから繁華街までも歩くには微妙な距離なんで、そのままタクシーで行けるからちょうどいいや。

 まずは、右(→)のリンク欄にもある、俺がサイトの基礎を作ったお店の一軒でもある『鯛の鯛』へ。
 久しぶりにサイトとblogを見に行ってみたんだけれど、いろいろとお店のほうでカスタマイズが進められていて、もはや「俺が作った」とは言えない状況。うん、更新が止まっている某ビアパブとはえらい違いだぞ。しっかりせぇモキチ!(判る人だけ判る)
 で、『鯛の鯛』の生ビールは、キリンのブラウマイスター。キリンの中では、プレミアム化して微妙に個人的な嗜好から外れちまった「一番搾り」よりも自分の嗜好にも合っていると思えるビールです。ま、そうは言ってもキリンといえばハートランドが一番なんだけど。
 食事をしながら飲んでいると、M先生達も登場。まだ先生たちは三次ベッケンビールの署名をしていないとのこと。特に先生は今年のヴァイツェンボックがいたくお気に入りということもあり、その場で署名していただけました。一次集計の締め切りは終わったものの、こうして二次集計分もこつこつと集めています。

 『鯛の鯛』で腹ごしらえを終えた後は、猫背さんと二人で中央通りを越えて『Golden Garden』へ。
 お互いにビアヲタなので、どこのお店でもビールの話しかしないんですが、とりわけこのお店ではビールの話ばっかりです。まぁ、メインはやっぱり三次ベッケンビールのことになるんですが。
 ベッケンビールで醸造の現場を見学したり、ビールのイベントでベッケンビールのサービングを担当するなど、ひときわベッケンビールと関係が深いGGスタッフ、GGの用心棒すぐる君が、自分用に買い溜めしてあった三次ベッケンビールの今年の春先限定醸造のヴァイツェンボックの瓶をごちそうしてくれました。地元の俺はともかくとして、基本的に週に一度しか広島に来られない上に、月曜に遅くまで滞在できる日しかGGに来ることができない猫背さんへの心遣いでしょうか。粋だねぇ。

 写真は、その三次ベッケンビールの限定ヴァイツェンボックの瓶と、それを挟むようにアヘルの瓶、そしてオールド・フォグ・フォーンの瓶。素敵な夜でした。

7月31日(金)

 特になんということもなく、一人でGGへ。
とはいえ、行けば誰かと会う訳で、この日はじゃっきー、うっしーさん、中川さん、そして先日送別会をしたうえきさんたちと飲む。
うえきさんは、本当にこの日が最後の広島の夜。翌日の新幹線で東京へ発たれるとのことでした。
あっちにいってもどうか奥様と二人でお元気で。
 そして、今年の横浜ビアフェス。俺が行けるかどうか微妙なんだけど、もし行くことができれば、その時はぜひご一緒しませう。
 この夜は、途中から、クイーン・オブ・GGことNさんも合流。結構飲みました…が、なんか一人だけ沈没してる人が。
 しかも、寝ながらも本能的にアヴェンティヌスのグラスを決して離さないところがwww

8月2日(日)

 久々に一人土手呑み

 かなり暑いっつーか、まぁ夏ですし、ちょっと土手呑みには適していない気候ってな感じもしないでもなかったですが
「なぁに夕方になればちょっとは涼しくなるでせう」
と、たかを括って行ったんですが、真夏の炎天下の16時過ぎは、昼と何ら違わず。熱射病で氏ぬんじゃないかと思いますた。
 いつものようにそごうの地下二階でお惣菜を仕入れて、地下一階へ。
 あれ?地ビールの品ぞろえがちょっと減った?と思ったけど、時々ビールの話をする売り場の仕入れ担当の若い男性が見当たらなかったため、減らしたのかたまたまなのかの判断はつきませんでした。まぁ以前は三次ベッケンビールが売り場の中でも結構な面積を占めていたのが、ほとんどなくなっていましたから、三次の分が減って見えただけかも。
 そうそう、その三次ベッケンビール、そごうでもほとんどなくなっていて、俺が行ったときはピルスナーとヴァイツェンは売り場にはゼロ、デュンケルだけが5本くらい残ってたかな、という感じでした。まぁ市内の百貨店ならどこも似たような状況なんでしょうが、実は三次は結構レーベルビールというか相手先ブランド供給ビールというか、そういうこともやっていまして、そごうでいえば「尾道ビール」とか「しまなみビール」といった尾道の酒屋さんが販売しているビールが、実は三次ベッケンビールのラベル違いだったりするんですね。
 夏の暑い日に野外でごくごくと飲めるビールを、と思って選んだのは、まずは松江地ビールびあへるんの宍道湖夕陽ビール。今年の宍道湖ビールは見事なまでの琥珀色。まさに宍道湖に沈む夕陽のイメージ(いや実際に宍道湖に沈む夕陽は見たことないんでつが)。
 濃色ビールでありながらも、松江のビールらしい、やさしい味。ラガーならではのすっきりした味と爽やかなホップの香りは、夏にごくごく呑むのに実に適した逸品です。

 続いては「しまなみビール」。
 これの中身はさっき書いたとおり、実は三次ベッケンビールのヴァイツェンそのものなんですね。
 ついでに言うと、「尾道ビール」は実は三次のピルスなんです。
 冷えているうちにいただいちゃいましょうという感じで、ごくごく。
 何度飲んでも三次のヴァイツェンはハイレベル。そしてロットによる品質のばらつきもほとんど感じられない。
 これって、地ビールの世界じゃかなり希少なことだと思う。手作りの少量生産、しかも原材料の農産物はホップも麦もその年によって微妙に出来が違ったりするだろうし、大手みたいな完璧なクオリティコントロールができる訳でもない。
 この高品質なビールを生み出すジャーマンスタイルのブルワリーのビールが、飲みたい時にいつでも飲めた幸せと、現在はそれが飲みたい時に飲めない不幸せ、この悲劇的な状況を、広島市民はもっと強く認識すべきだとおもうんだ。うん。

7月26日(日)

 猫背さんと食事。
 個人的に、以前よりこの人の書いているblog『こいつぁんまい~猫背的麦酒録』を愛読してはいたんですが、実際に本人とお会いできたのは、今年のゴールデンウィークに開催された広島最大のお祭りであるフラワーフェスティバルでした(その時の模様は過去にこのエントリにまとめています)。
 基本、埼玉にお住いで、広島へは仕事の関係で週に一度、日曜の夜から月曜のお昼にかけて滞在されるだけなので、その後、Celticで一度、Golden Gardenで一度、合わせて二回、たまたまご一緒したことはありましたが、それも偶然お店で会ったのみ、ということで、よく考えてみたら、まだ実際の付き合いとしては浅いほうなんですね。

 でも、なんていうか、とてもそうは思えないような親近感です。だから、今回、いつもの週一の滞在とは違い、ほぼ一週間の長きに亘る広島滞在があると伺った時に、もうこれは迎撃するしかないでしょ、と。

 普段は日曜の夜に広島入りして一泊して月曜に広島を発たれるんですが、今回は26日から一週間滞在とのこと。日曜日の夜といえばCeltic、といいたいところですが、この日はCelticが休みであることは事前に把握していたため、とりあえずどこか代わりの店を・・・と考え、選んだのが薬研堀にあるパスタの名店、『Pasta Enzo』。

 Enzoと聞くと、俺なんかはすぐにエンツォ・フェラーリを想像してしまうんですが、いまこのエントリを書くためにサイト検索をかけたら、なんと、「えんぞー」と読んでいる広島食べ歩きサイトがあってワロタ。ちょっと恥ずかしいだろ。

 この店は、天満町にある『出雲そば いいづか』の女将(通称・天満町のゴッドマザー)に教わった店で、圧力鍋を使ってパスタを茹でるためか、独特の触感がり、もちろんおいしい。
 そして、ビールが、ハートランドの生なんですね。もう、猫背さんに一番親近感を覚えたのが、彼がハートランド大好きという点でして。広島には生のハートランドを出すお店が少なく、そんな中でも料理に味の保障ありのこのEnzoは、その存在を知った時に、真っ先に「これは猫背さんを連れて来ねば!」と思った次第。
 彼の常宿であるANA CROWN PLAZAに迎えに行く。駅からホテルに着いたばかりの猫背さんは、荷物をフロントに預けて、チェックインもせずに飛び出して来られたので、一緒にタクシーで薬研堀通りまで戻り、いざEnzoへ。着くなり二人口をそろえて
「ハートランド、ふたつ」
 その後は最初から最後までビールの話ばかり。アサヒの新製品「The Master」の話から地ビール、輸入ビール、そして三次ベッケンビールの話も。
 結局、イタリア料理の名店で食事をしたにも関わらず、ワインを一滴も飲まずにハートランドばかり飲んで、お店を後にしました。どうもすいません。

 翌日は二人とも仕事なので、Enzoで食べて飲んだあとは、猫背さんをホテルまで送り届け、そのまま自分は西観音の自宅へ直行。

 と、後日、Enzoのblogを見ていると、なんと、我々のことが書かれています(汗
 いやぁ、ここの店主のblog、結構毒舌っぽい感じのことも書いてあったりするんで、「パスタ屋に来ておきながら、ワインを一口も飲まずに帰って行ったビールヲタ二人組」みたいなこと書かれてたらどうしよう(いやまぁ実際そうなんですが)、と思ったら、思いのほか好意的に捉えて頂いておりひと安心でした。
 それにしても改めて自分たちのことが書かれているのを読んで思いました。
 確かに、猫背さんと俺が二人だけで席数の少ない店に入って行ったら、「この二人はいったいどういう関係で、一緒にこの店に来たんだろう??」と思われるだろうな。年齢も風体も、一見すると全く接点がないだろうから。おもしれぇ。

7月16日(木)

 仕事が終わった後、三次ベッケンビールの件で、署名協力店の一つである広島市中区幟町のCelticにて中国新聞の記者さんから取材を受ける。そのあと、個人的に私淑する(いや、「私淑」ってのは元々個人的にするもんだから、この表記は「頭痛が痛い」とか馬に乗馬するとかいうのと同じだな)こうじさんのバースデイが17日ということで、日付が変わるまでにGolden Gardenへ。
 残念ながら事前に約束していた中の一人が仕事の都合もあり不参加となったのは残念でしたが、それでも、楽しいバースデイができたと思います。
 お店からこうじさんに、ということで出てきたのが、デュベルの3リッターのボトル。マグナボトルていうのは1.5リッターだから、これはなにボトルって言うんだっけ?ダブルマグナ?
でかっ!!! 横にある通常サイズの小瓶のデュベルと比べると、そのでっかさが際立ちますねー。こうじさんもびっくり。
 味の方は、もちろんデュベルなんですが、なんというかすごく抵抗感がないというか、のど元をスルスルと抜けていく感じで、まるで水のようなスムースさ。そして水を飲むかのように飲んでいると、きっちり8.5%のアルコールが効いてきます。立ち上がったら、あれ?ふらふら?

7月17日(金)

 三次ベッケンビール関係で重い空気が漂う今日この頃ですが、広島ビアフェス関連で明るい話題もいくつか。
 まず、なんといっても千葉ハーヴェスト・ムーンの参加が正式に決定したこと。
 広島ビアフェスの特徴は、樽だけの参加というのがなくて、必ずブルワーもしくは醸造に直接携わっている人が一緒に参加されることにあります。

 と 、 い う こ と は !?

 そう、ブルワーさんとして園田さんの参加も決定!!!
 いやぁ、このblogでも、ほそおか姐さんにからかわれつつも、( ゚∀゚)o彡°チバ!! チバ!! と書いていた甲斐があったというか。実行委員長GJ!!
 もう当日、なんだってやります。園田さんの私設秘書くらいないきおいで!朝は駅まで迎えに行きます!荷物全部持ちます!そうそう、「園田智子」って書いた幟とか、園田さんの顔を描いたTシャツとか作んなくていいっすか?(を

7月18日(土)

 昼過ぎに広島を出発。新幹線で一路大阪へ。
 いままで、広島から大阪のビアフェスに行くときはたいてい日帰りの強行軍だったんですが、今回は前泊。
 今年のフラワーフェスティバルで知り合った人と、土曜の夜に飲む約束をしていたんですね。
 行きの新幹線は期せずしてN700系。電源使えるから遠慮なくつないで、HT-03とノートパソコンにつないだe-mobileのD21HWで、3G繋ぎっぱなし耐久テストみたいなことやってみました。結果?さすがdocomo、と言っておきましょう。

 大阪に到着して、堂島の全日空にチェックイン。荷物を放り込んで、ビアフェス初日の終了時間を待つ間、梅田界隈をぶらぶら。いやぁ大阪変ったねぇ。大阪を離れてからも実家には何度も帰ってるけど、大阪の都心部はいつもスルーだったんで、改めて梅田界隈を歩いてみてびっくりですよ。見たことないビルがそこいらじゅうに建ってるし、駅前ビル群の中のテナントも様変わりしてるし、地下街はむやみに拡張されてるしで、地下にいたら今自分がどこにいるのかわからんです。

 ビアフェス初日終了時間がきて、待ち合わせていた人と大阪駅で無事に落ち合う。ビアフェス期間中はビアベリーもキューブリックもお休みということもあり、どこで飲むか考えて、結局、西宮北口にある、Beer Cafe Barleyへ(彼女が神戸方面在住ってのもあって)。
 一緒に飲んだ彼女は、もともと、今回の大阪フェスでは三次ベッケンビールの出展ボランティアで入る予定だったのが、それがかなわなくなって、紆余曲折ののちに結局箕面ビールの出展者ボランティアで三日間入っていたんですが、やっぱり一緒に飲んでいても出る話題はベッケンビールのことばかり。うーん、今度会うときはもっと明るく楽しい話ができるといいなあ(それが三次ベッケンビールの復活祭とかなら、なお良し)。

7月19日(日)

 大阪ビアフェスの二日目に参戦。
 会場入りして真っ先に大山のHIDEさんにご挨拶。
 はいいんですが……HIDEさん、人の顔を見るなりいきなり「おめでとう!!!」って!
 まぁこの場合のおめでとうとは、つまり園田さんの広島参加おめでとう、ってことですが。わかる俺も俺だし、わざわざ広島くんだりから大阪まで出張ってる人間を捕まえていきなり琴線に触れる話題をぶつけてくるHIDEさんも、いやぁ最高ですね。
 当日印象に残ったのは、広島フェスにも参加が決定したブルーマスター。看板商品である「ブルーマスター」、そして「かぼす&ハニー」を持って来られてましたが、どちらも実にうまい。特に「ブルーマスター」は、いわゆるアメリカン・ペールエール系の、苦みがありながら華やかな香りがあるタイプのビールで、かなり好きになりました。広島でもぜひたっぷり味わいたいと思います。
 あと、鬼伝説のフルーティトマト。
 これねぇ、名前だけ見ると、ビアカクテルのレッドアイを想像するんですが、実際は全然違ってて、いわゆるホワイトエール系のスパイスを利かせたビールで、しかも、確かにトマトを使っていることがわかる香り。まさにイタリア料理というか、マルゲリータを食べているかのような感じ。イロモノっぽいんですが、ちゃんとそこをうまくまとめて、しっかりビールとして成立させてるところがすごいというか。さすがですね。

 そして昨夜一緒に飲んだ箕面のボランティアの人から、箕面の工場長、香織里さんをご紹介いただきました。いや女性ブルワーマニアとしてはここでしっかりくいついて顔を売っておきたいところだったんですがそういう流れではなく三次ベッケンビールの署名の件で、香織里さんのお口添えで、当日会場で働いていたビアベリーのスタッフの皆さんの署名をいただくことができました。ご協力ありがとうございます。

7月9日(木)

 三次ベッケンビールの休業に関する記事が中国新聞のサイトに載った日。
 正確には、8日の深夜23時過ぎだった模様ですが。
 一日中いろいろ考えてしまい、これは飲まずにいられない、いや飲んでる場合じゃない、などと考えながらも仕事が終わって足は自然にGolden Gardenへ。誰が呼びかけた訳でもないのに、常連たちでカウンターもテーブルもほぼ埋まっていた。じゃっきー、ビール部部長、このみん、うっしーさん、ファイバーズーム・・・みんなニュースを知って、とるものもとりあえず駆け付けたという感じ。
 これだけの数の常連が一堂に会することはそんなにないので、もっと馬鹿騒ぎになるかと思いきや、みんないつになく真剣な面持ちで喧々諤々真面目に議論していた。ベッケンビールの、そして地ビールの将来について。
 普段は馬鹿騒ぎばかりしているけれど、みんな志村さんが、ベッケンビールが、そしてビールが好きなんだなあ。
 えらそうな言い方になるけれど、クラフトビール先進地域である首都圏のビールファンって、多かれ少なかれ、今回のような体験をしてきている。「自分が好きなブランドのビールがある日突然飲めなくなる」という体験を。
 Golden Gardenがこの二年で発掘し、あるいは開拓し、育ててきた広島のクラフトビールファンにとっては、この体験をすることで、「自分が飲みたいものが飲めなくなる理不尽」を二度と繰り返したくないからこそ、普通の(マニアやヲタクじゃない一般の)人たちに対して、クラフトビールの草の根営業をすることになるんでしょう。
 また、運命のいたずらとはこのことでしょうか、7月11日を最後にGolden Gardenを去ることが決まっているバイトのケースケ君のフェアウェル企画として、この日から三日間、ケグが『ケースケ・セレクション』と銘打って、ケースケ君が好きな樽生ばかりを入れていて、初日の9日は、三次ベッケンビールの秘蔵、7か月熟成のヴァイツェンボックがありました。
 いや、最後のヴァイツェンボックとは言いません。きっと来年も飲めるよ!

7月10日(金)

 関東在住の三次ベッケンビールファンである猫背さんより、広島での三次ベッケンビール存続の署名活動の受け皿として動けないかとの打診。
 先日のエントリにも書いたとおり、Golden Gardenがやるのではなく、いちビールファンとして今回の活動を進めることこそが大切なことだと思い、お引受けすることにしました。
 さっそく、Celticのオーナー田村さん、いいづかの女将さん、そして@nimaのマスターの三人に連絡を取り(みなさんそれぞれに今までにベッケンビールのおいしさを知り認めてくれている人たちです)、署名の協力を取り付けました。みなさんありがとうございます。

7月11日(土)

 いよいよケースケ君のGolden Garden最終日。
 仕事が終わって、署名に協力いただける各店に署名用紙を置いてから、遅ればせながらのケースケ君フェアウェルイベント?に参加しました。
 さすがに三次のヴァイツェンボックはなくなってて、かわりに出雲路のヴァイツェンボックが入っていました。これがまた、くぅー!ってな感じで。きつーw
  時間が経つにつれて、お客さんも、ほぼ常連さんばかりになってきました。
一昨日、これも常連ばかりが集まっていたのに、しんみりした夜だったのとは対照的に、この日ばかりはみんな大騒ぎ。
 見たことのない女性がいる、と思ったらケースケ君の彼女だったりとかして、最後はお店の入口の札を「CLOSE」にして、みんな笑顔でケースケを送ってあげられました。
 一旦Golden Gardenを閉めたあと、スタッフのすぐる君と一緒に、すぐる君いきつけのお店、「九州魂」へ。じゃっきー、小夜ちゃん、すぐる君、すぐる君のお友達と五人で文字通り飲み明かしました。

7月12日(日)

張り紙
 この日は三次ベッケンビールのレストラン営業の最終日。
 前夜から朝まで飲み明かしたにも関わらず、行かずにはおれなくなって、昼前に広島を出て、13時半頃に三次着。というか、行く予定があったにも関わらず、前夜飲み明かしてしまったというべきですかね。
 ベッケンビールのレストランでは、先着していたGolden Gardenの福本さんとなるさんの二人と合流。ほどなくして他の常連さんも合流。休業のニュースを聞いて駆け付けたとおぼしき人たちも多々見受けられ、レストラン内はいつになくにぎわっている感じでした。
 志村さんは樽詰めの作業で大忙しでしたので、ご挨拶程度にとどめておきました。二日間で一か月分くらいの樽詰、瓶詰めをやった、と冗談めかしておっしゃってました。

7月13日(月)

 この日は休み。
 朝、本通にあるドコモショップ本通駅前店に行く。
 以前から予約していた、日本初のAndroid搭載ケータイ、HT-03Aを受取り。まさかまさか、自分がドコモユーザーになる日が来るとは思ってもみませんでした。
 ドコモも、禿電話ソフトバンクにiPhoneを取られたのがよほど悔しかったんでしょう、業界の王者らしからぬ攻撃的な端末を次々に繰り出してくる今日この頃。
 なんというか、今のドコモ・au・禿dソフトバンクの三社の中じゃ、とんがってる機種が一番多いのがドコモだという現状がそもそもかつての状況を考えると思ってもみなかったような感じじゃないですか。
 夏モデルに限っても、このHT-03Aだけじゃなく、snapdragon搭載のこれとか、究極のキャラものと言えるこれとか。
 後者なんて、下手したらソフバンのシャア専用ケータイの二番煎じになりかねないところ、徹底した作りこみと独自コンテンツの充実を図ることで、そういう誹りを受けないようになっているし。いや実際かっこいいよあれ。
 しっかし、このHT-03Aを検討するにあたって、市内のドコモショップをいくつか回りましたけど、どのショップも機種名を言っただけで逃げ腰になるのはなぁ。一番対応がまともだったのが本通駅前店だったからそこで予約したけど、一番ひどかったのはデオデオ本店横の大きなドコモショップ。ホットモックの数も多いし、広島市内の旗艦店みたいな構えをしているにも関わらず、
「現時点で説明できるのは夏モデル共通カタログに載っていることだけなので、それ以上のことは自分でネットで調べてくれ」
ときたもんだ(や、もっと言葉づかいは丁寧でしたがね)。
 で実際は共通カタログに書いてあることすらまともに説明できない上に、「自分でネットで調べろ」とは。いやはや。

 そして夜。三次ベッケンビールの件で、新たな展開が。どうか、みんなが笑って志村さんの作る新しいビールが飲める日が来ますように。

 実は先日、三次ベッケンビールを飲むためだけに三次へ一人で泊まりがけで行くというツアーを決行し、その顛末を「三次ベッケンビールを飲むためだけに三次へ泊りで行くツアー!」というエントリにまとめようとしている最中、たった今、衝撃的なニュースが飛び込んできました。

三次麦酒が一時休業へ (中国新聞)

三次ベッケンビール

 三次ベッケンビールのブルワー志村さんは、中国地方を代表するブルワーであり、国内トップクラスのブルワーでもあると思います。地ビール激戦区の東海~関東~東北に存在するどこのブルワリーと比べても三次ベッケンビールの品質は負けておらず、特にヴァイツェンは全国的に見ても屈指の優れものであると思います。
 その三次ベッケンビールですら、経営が苦しかったというのは、依然として国内のクラフトビールを取り巻く状況が厳しいものであることを現わしている、ということもあるでしょう。

 ただ、それ以上に、三次ベッケンビールのビアレストランに行ってみて、志村さんといろいろお話をさせていただき、自身でビアレストランをこの目で見て、ぼんやりとわかったこともありました。
 三次ベッケンビールは、国内有数の「優れた」ブルワリーです。醸造長の志村さんは国内有数のブルワーです。
 問題は、ベッケンビールの成り立ち、創設当初から持ち続けているビジネスモデルというか、コンセプトにあるとしか思えません。

 ベッケンビールは、ビール専業のブルワリーとしては例外的に立派なビアレストランを持っています。
 たとえば、俺も大好きなベアード・ブルーイング。あそこは今でこそ中目黒と原宿にまで「タップルーム」という名の直営ビアパブを展開するようになりましたが、それもベアードのクラフトビールを飲ませる店、という基本コンセプトを守った上で、ニーズに合わせて展開を広げているというもので、元は(今でもありますが)沼津にある「タップルーム」という小さなパブだけが直営飲食店でした。
 マスコミや地元自治体を上手く抱き込んでの話題作りが功を奏し、全国規模で名前が知られるようになったサンクトガーレンも、直営飲食店は愛甲石田の駅前にある小さな小さなビアパブだけ。
 大きなレストランを持っているブルワリーといえば、ホテルなどがバックについていたり、もともと日本酒の蔵元だったりするところが大半で、逆に、クラフトビール専業の会社であそこまで立派なビアレストランを持っていたら、ビールがどうのこうのいう以前に、あのレストラン(箱)で売上を上げないと話にならない、と感じました。

 ベッケンビールの外販の実績は、地域的にクラフトビールの消費量が圧倒的に多い首都圏から遠く離れている広島にあるという立地を考えれば、決して悪くなかったと思います。
 ただ、どれだけ外販で頑張っても、まずはあのレストランを埋めないと話にならない。
 なのに、上に貼ったリンク先の記事にも書かれているように、地ビールブームが去って売上が落ちたからといって、

02年にレストランのホールを増床し、結婚披露宴や宴会客の取り込みを図るなどしてきた
 …それはねぇだろ、と。外販でやっていけるだけの規模にレストランを縮小するってんならわかるんだけど。

 しかし。なんというか、俺は広島にいて、ベッケンビールのおいしさを、自分の周囲の人たちに十分に伝えたのだろうか?少なくとも俺はGolden Gardenでそれを教えられた。じゃ俺は誰にそれを教えたんだ?となると、自分の力不足をまざまざと実感させられた気がして、ショックでなりません。

 ともあれ、現状こうなってしまった以上、できるだけ早期に、最善の解決が得られることを祈りたいものです。そして、富士桜高原のヴァイツェンと双肩し得るレギュラーのヴァイツェンが、香ばしいデュンケルが、香り豊かなピルスナーが、そして何より、あの驚愕の美味さのヴァイツェンボックが、また飲める日が、一日も早く来ることを祈っています。

 このBlogの上↑のエリアでも告知してますし、公式サイトも今年版がオープンしています
 また、すでに今月初めには四種類のデザインのフライヤーも出来上がり、広島唯一のビアバー、アリスガーデン横のGolden Gardenで先行配布されているので、お店に行っている常連組のみなさんは詳細もご存じのことでしょう。
 昨年の同イベントは、傍目からみていると、お世辞抜きに大成功と言えるものだったと思います。
 自分でチケットを売った人たち全員と会場で話しましたが、みんなに楽しんで貰えていたと感じましたし、俺自身も、過去のどのビアフェスよりも楽しいものでしたから。いやビアフェスは基本楽しいものなんですが、楽しさと同時に疲れも感じるもので(なにしろオールスタンディングのイベントですから)、そのバランスが、JCBA主催のビアフェスの場合、年を経るごとに徐々に「疲れ」のほうが大きくなってきていたのも事実で。まぁその最大の原因は、客数の多さによるものだと思うんですが。
 で、昨年の広島フェスでは、そのあたりを考慮して、かなりチケット数を絞り込んでいたようです。むしろ絞り過ぎじゃないのかというくらいで。
 会場はかなり余裕があり、また、各ブルワリーのブースでサービングしているのが、基本的にそこのブルワリーのトップのブルワーさんだというのもあって、気になるブルワリーのブースではしっかりブルワーさんと話ができた、というのも嬉しいものでした。

 で、今年は昨年よりも入場者数は増やす方向みたいです。まぁこれはやっぱりか、という感じですが。確かに昨年は快適でしたが、イベントオーガナイザー側としては、来たいのに来れなかったお客さんが多くいたという事実にも目を向けなきゃいかん訳です。そのあたり、一介の客でありながら、オーガナイザー側の人たちを知る者としては、まぁ入場者数を増やす方向なのは、やむを得ないのかな、と思います。
 ただし、入場者を増やすだけでは、昨年に比べると(客の立場的には)マイナス面だけが出るわけで、そこはきっちりプラス面も補ってきています。それは・・・

 今年は参加ブルワリーが20社を予定、という点。

 あくまでも予定ですが、昨年の16社・2液種から、今年は20社になるということです。
 ということで、以下、現時点で参加が決定しているブルワリー17社を。

広島三次ベッケンビール *nice
広島呉 海軍さんの麦酒 *
広島HEIWAビール *
岡山吉備土手下麦酒 *nice
岡山独歩ビール *
岡山作州津山ビール *
鳥取大山Gビール *nice
島根出雲路ビール *nice
島根松江地ビールビアへるん *nice
茨城常陸野ネストビール
神奈川サンクトガーレンnice
山梨富士桜高原麦酒nice
愛知金しゃちビール初参加
三重伊勢角屋麦酒
愛媛梅錦ビール初参加
大阪箕面ビール
宮崎ひでじビール初参加
 ・・・と、こんな感じ。さっき書いたように、これに、予定ではあと3社ほど追加されるということです。
 見た感じだと、まず、茨城・神奈川があるのに、千葉がないですね。これはおおきな欠落と言えるので、まずは千葉からブルワリーを呼ん(ry

 ・・・ええ、個人的な希望はさておいて。

 イベントの公式サイトを見て、感じたことなど。

 何かが足らない。公式サイト。

 そう、参加ブルワリーの名前は書かれていますし、それぞれのブルワリーの公式サイトにもリンクが張られていますし、そのあたりはきっちりと基本を押さえてある、地方都市のビアフェスの公式サイトとしては例外的に立派なものだと思いますよ。
 でも、ブルワリーを個別に紹介する記述が、全然ないんですよね。まぁ、
「忙しくてんなこたぁやってられっかヴォケ!」
とか言われそうなので(って俺じゃないんだから福本さんは絶対そんな口のききかたしませんよ念のため)。でも富山のビアフェスなんかは、出展ブルワリーに書いてもらった簡単な自己紹介をBlog形式で紹介していたりもするんですね(→このあたりとか)。なんかもうちょっとやりようがないかいな、とは思う訳です。
 「入場料だけで、会場に行けば、色んなビールが飲める」
 それはその通り。昨年はそれでよかったかも。
 でも、今年は、さらにもう一つ上を狙ってほすいなぁ、と。
 当日来られるお客さんに、事前に参加ブルワリーや、そのブルワリーが作る(持ってくる)ビール、そしてブルワーさんの人物像などを事前情報として伝えることで、
「じゃあ当日行ったら、ここのブルワリーのビールを飲んでみたいな」
とか、
「へぇー、こんなビールがあるのか。ぜひ当日飲んでみたいな」
とか、
「ええ?こんな綺麗な人がビール作ってるのか。それはぜひ飲んでみたいな」
「ええ?こんな足が綺麗な人がビー(ry」

    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)

 ・・・どうでしょうかね。

「ビール通」もチェック!

そごう広島店
 広島の中心部、中区基町、所謂『紙屋町交差点』の北西の角に位置する、そごう広島店。
 ここの地下のお酒売り場とかお惣菜売り場は、野球シーズンには、旧広島市民球場に来る観戦客を相手に、結構な売上げをあげていたと思われるんですが、ご存じのとおり市民球場は現・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島に移転。かくして、そごうの食料品売り場は最大の客層を失い、地下の売り場はオフシーズンに居ついていた閑古鳥が野球シーズンが開幕しても一向に立ち去らず、という状況でして・・・。
 で、この状況を打開するために、お酒売り場のビール担当氏が一念発起。近隣の市内大手百貨店にはない特色を打ち出すべく、なんと地ビールを入荷し始めました。

 ・・・というのは、Water DragonさんのBlogを読んで知っていたんで、これまでも何度か、そごうの地下で瓶ビールを買って、原爆ドームの対岸の川岸あたりで一杯やる、ことがあったんですが、18日(月)が久々の平日休みだったため、またそごうの地下に行きました。
 同じくWater DragonさんのBlogの『(株)イクスピアリの「春の小麦ビール Hefe Weizen」』を読んで、
「お、まだハーヴェストムーンのシーズナルヴァイツェンにありつけるぞ」
とばかり、まずはそのハーヴェストムーンの「春の小麦ビール」と、あと一本何にしようかなー?と迷っていると、売り場のビール仕入担当者とおぼしきお兄ちゃんが近付いて話しかけられました。おそらく延々と地ビールの前で、あれでもない、これでもないと迷ってるのを見て、こいつは地ビールにそこそこ詳しい香具師だな、と思われたんでしょう。
 で、品揃えや売り方に関しての話になったので、失礼ながら忌憚のない意見をいくつか出してきました。えー、あくまでも素人ビールヲタの意見なんであれですが。
 たとえば今回行ってみると、なんか地ビールが減って、かわりに輸入ビールが入ってたりして、ちょっと売り場のコンセプトにブレが感じられるとか、地ビールにしても、ただブルワリーごとに漫然と並べているだけで、これでは普通のお客さんはビールのスタイルすらも見分けられないだろうとか、陳列ケースが狭いなら狭いなりに、扱うビールを季節ごとにスタイルで絞り込むとか、やっぱりバスセンター隣接でお土産ビールを買われる客層は逃すべきじゃないから、三次ベッケンビールや呉の海軍さんの麦酒なんかは外すべきじゃないとか、まぁ忌憚の無さすぎることも言った気がしますが。

 若い担当者さんなので、いろいろ思うとおりにならない部分もあるかとは思うけれど、実際、いままで広島で店頭でクラフトビールが買えるお店ってほとんどなかった訳で、これからもがんばってほしいものです。
 と同時に、広島在住のビアヲタ諸氏は、Water Dragonさんも書かれているとおり、どんどん、そごうでクラフトビールを買いましょう。

 まぁそういう訳で、「春の小麦ビール」と、もう一本をじっくり選ぶつもりが、つい長話になったので、もうあまり考えず、結局、俺自身にとっての定番中の定番、サンクトガーレンのゴールデンエールをチョイス。
 そして地下二階のお惣菜売り場で、手羽先と、ポテトのガーリック和えローズマリー風味をゲットして、そのまま地下街シャレオにあるジュピターへ。
 ジュピターでは、ティマーマンのブランシェというランビックをゲット。これ、吉祥寺にいたころHOLICで飲んでファンになったビールで、割と珍しい、小麦主体のランビックです。けっこう面白いビールを置いてるじゃん、シャレオのジュピター。新幹線口のジュピターとはえらく違うねww

園田さんのふくらはぎぃー! (;゚∀゚)=3ハァハァ で、本川の土手で落ち着いて、まず飲んだのは、ハーヴェストムーンの「春の小麦ビール」。
 瓶でGolden Gardenに入ったのは飲んだことがありましたが、明るい陽の光の下で見ると、なるほどWater Dragonさんの言うとおり、ヘフェ・ヴァイツェンというよりもクリスタル・ヴァイツェンと言ったほうがいい透明度の高さ。完全に濾過してないにしても、通常のヘフェ・ヴァイツェンよりは酵母を減らしてるんでしょうか。春らしくクリアな見た目で爽やかさを狙ったんですかね。
 香りはしっかりバナナを感じられるものの、酸味が他のメジャーどころのヴァイツェンに比して強く、小麦っぽい甘みより強いかも。そしてこの少しの酸味が、見た目の透明感と相まって、この季節に屋外で飲むにはいい感じですた。
 そしてこれを造ってるブルワー、園田さんの脚を思い浮かべながら飲む、と。(;´Д`)ハァハァ
・・・取り乱しますたサーセンwww

こちらは王道、ゴールデンエール 続いてサンクトガーレンのゴールデンエール。俺にとっては定番中の定番。アメリカンスタイルのペールエールでは、やっぱり今でもこれが一番好きかも。
 というか、俺自身はこれを飲んで、本格的にクラフトビールにハマったといってもいい訳で、何を飲もうか迷った場合はこれ、と。
 そごうにこれがあと一本しか残ってなかったのが気になりますが。
 岩本さん、広島フェスにはぜひこれを持ってきてほしいな、と。
 こんなところで書いても読んでる訳ぁないんでアレですが。
 カスケードの強い柑橘風味と、適度の苦味(「適度」ってのが重要。どうも最近のIPAブームで、苦味が強いビールがたくさん世に出てきましたが、それらの大半は、苦みの強烈さに必然性が感じられないのがどうも、ね)。
ティマーマンのブランシェ。まるでヨーグルトビール。 最後にティマーマンのブランシェ。
 普通のグーズ・ランビックに比べると、酸味の方向性が違うというか、いかにもランビックらしい、刺すような酸味とはちょっとちがう、まろやかな酸味は、小麦のビールらしい見た目の白さと相まって、まるで乳酸飲料か、食べやすいナチュラルヨーグルトみたいな感じ。
 香りもランビック独特の強い癖が感じられず、ランビック初心者にもお勧め、というよりも、ビール天動説信奉者にこそ飲ませたい、おもしろいビールです。
 で、実は同じティマーマンのファロもあったんですよ、ジュピターに。これは飲んだことがないので、また今度飲もう。

 そうそう、ビール天動説で思い出したんですが、Blogの右→にあるリンク一覧を整理してて、先日、猫背さんのBlog『こいつぁんまい~猫背的麦酒録』にコメントを入れていたので見に行ったら、フラワーで一緒に飲んだことを覚えて貰えていたようで、嬉しい次第です。
 あと、フラワーつながりで、ほそおかさんのBlogも見に行ったんですよ。そしたら5月4日のエントリで俺のことが書かれていてびっくりしました。

 そしてついでにw、ビール部のBlogもリンクに加えるべく、ちょっと見に行ってみたら、なんと、じゃっきー(ひらがな表記だったんだ、初めて知ったよ)がビール部に入ってるよ!しかも、およそじゃっきーらしからぬ文体でなんやかんや書いてるし!
 でもな、それまでのエントリで発泡酒とか第三のビールとかハイネケンのエキストラコールドとかが書いてある中に、
『ちなみに今一番好きなビールはキャスティールブリューンです。』
とか書いてるし!最初からキャスティールかよ!
 けしからん!

 ・・・いいぞもっとやれ!

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「ビール通」もチェック!

 清酒「白雪」の醸造元として全国的な知名度を誇る清酒メーカー、小西酒造。日本酒の名門蔵元でありながら、実はこの小西酒造、日本におけるベルギービール普及の最大の功労者でもあります。
 80年代、ベルギービールの多彩な味の魅力に目覚めた小西の社長は、現在までに多くの現地ブルワリーとかかわりをもち、輸入代理店という形で、多種多様なベルギービールを日本国内に紹介してきました。かつてのワインブームや焼酎ブームといったような、爆発的なムーブメントこそなかったものの、その地道な努力が実を結び、いまでは多くのパブやバーでベルギーのビールが飲めるようになっています。

 ビール王国といえば、一般的にはイギリスやドイツをさすことが多いんですが、ベルギーの場合、それらの国々以上に多様なビアスタイルが伝統的に存在しています。ざっと思いつくだけでもトラピスト、ランビック、レッドビール、フルーツビールなどなど、甘いものから酸っぱいもの、コクがあるどっしりしたものから甘めのカクテルのように飲めてしまうものまで、およそあらゆる人の嗜好を満たすことができるんではないかというくらいなもんですが、中でも、最も親しまれているベルギービールのスタイルといえば、ホワイトビールでしょう。事実、日本国内で、いや世界的にも、最も販売量が多いと思われるベルギービール「ヒューガルデン・ホワイト」は、このスタイルの代表的なブランドです。
 小西酒造が最初に輸入販売を手がけたベルギービールも、この「ヒューガルデン・ホワイト」でした(俺はビールの師匠の影響で、発音するときは「ヒューガーデン」と言ってしまいます)。

 ところが、今年5月、唐突に、アサヒビールが、ヒューガルデン・ホワイトの醸造元であるベルギーのインベヴ社と販売契約を締結、日本国内でヒューガルデン・ホワイトを含む6ブランドの輸入・販売権を取得したことを大々的に発表しました。
 醸造元にしてみれば、より大きな販路をもつアサヒビールとの販売契約のほうがうまみは大きい訳ですし、一方のアサヒにしてみれば、国内で市民権を得てきたベルギービールの代表的な銘柄を6つ確保して、自社販売ラインナップにバラエティを持たせられるという、双方にとってメリットの大きな提携ですが、これで割りを食ったのが小西酒造です。せっかく日本国内で全く無名だったベルギービールの啓蒙に努め、中でもヒューガルデン・ホワイトを一流ブランドに育て上げた、今までの20年に渡る努力の成果を、あっさりとアサヒにさらわれてしまった訳ですから、これはたまりません。

 とはいえ、日本国内におけるベルギービール普及の功績を讃えられ、社長が本国ベルギーで『ベルギービールの騎士』(La Chevalerie du Fourquet Brasseurs)にも認定された小西酒造。このまま引き下がる訳ではなく、アサヒに奪われたヒューガルデン・ホワイトに代わる看板商品を発掘すべく動いているとの話がちらほらと聞こえてきてはいましたが、このたび、いよいよその新製品が発売されました!

 その名も、ヴェデット・エクストラ・ホワイト
 なんと、ヒューガルデン・ホワイト同様、ホワイトビールです。
 真っ向からアサヒに喧嘩売ってます! (・∀・) ィィョィィョ-  さっそく、専用サイトも立ち上げ、やる気も十分。なにしろこれまで自らが丹精こめて育て上げたヒューガルデン・ホワイトという強大な敵を相手にする訳で、普通に考えれば、今まで扱ってきた実績のある他ブランドを大事に育てるという方向性もありだったとは思うんですが、日本においてゼロからベルギービール、ゼロからヒューガルデン・ホワイトを育て上げた自負が、そういう安易な道を選ばせなかったのか、このビール、ベルギー国外への輸出は、なんと今回の日本が初めて、というまっさらなもののようです。つまり、今回もゼロから出発してやろう、と。
 とはいえ、まったく何の裏付けも実績もないもの、というわけではなく、このビール、実は、その味と飲みやすさかの割にはハイ・アルコールなことから、意中の女性に飲ま(ry という使い方ができることで一部に熱狂的なファンを持つ(持たねーYO!!!)デュベル。あのデュベルの醸造を行っている、デュベル・モルガット醸造所。ボトルの形も、デュベルの色違いなんですね。

 と、能書きはこれくらいにしましょう。
Vedett Extra White
 今回飲んだのはケグでした。グラスに注ぐと、ベルジャンホワイトらしい濁りと、こんもりと盛り上がる泡。専用グラスにはボトルと同じ、シロクマのトレードマークが描かれており、新しいビールらしく、洗練された新しいセンスが感じられます。
 一口飲むと、ヒューガルデン・ホワイトよりも小麦感(粉っぽさ)は薄く、また、アルコール度数が低いからか、飲みやすさはヒューガルデン・ホワイトを凌いでいると言っていいでしょう。逆に言うと、この時点ではヒューガルデン・ホワイトより没個性とも言えますが、飲み終えると、飲んでいる間には感じなかった鋭角的でスパイシーな感じが残り、この点がヒューガルデン・ホワイトにはない個性と思われます。
 あー、いちいちヒューガルデン・ホワイトと比較するなようっとうしい、とか言わない。飲む側も売る側も、これから大いにヒューガルデン・ホワイトと比較することになるんでしょうし、小西もそれを承知で敢えて無名のベルジャンホワイトをぶつけてきたんでしょうから。

 で、総じてどうかというと、これは十分に戦えます。たとえ相手がアサヒという大手であろうと、これまで丹精込めて育て上げたヒューガルデン・ホワイトであろうと、これなら十分に戦えるビールです。ウマい!がんがれ小西酒造!藤原御大も誉めてるぞ!

 そういえば、これを飲んだのは、解禁日(8月29日)に広島唯一のビール専門バー、ゴールデンガーデンでしたが、一杯飲むと一度スピードくじ(スクラッチ)が貰えて、それでいきなりA賞(Tシャツ)が当たりますた。
 で、飲んでいた時に隣に座った眼鏡をかけた男性、グラスに注がれたヴェデットを写メしていたので、もしや・・・と思っていたら、なんと、広島で最も有名なビールヲタといってもいいWater Dragonさんでした。たぶん。
 blogの記事を読む限り、ほぼ間違いないと思うんですが。違っていたらごめんなさい、というわけで、解禁日に真っ先にヴェデットを飲めるわ、Tシャツは当たるわ、おまけにかの有名なWater Dragonさんと隣り合わせて飲む機会に恵まれるわで、なかなかいい日でした。ハハハ。

 あー、書いてたらまたヴェデット飲みたくなってきたわ。今からGG行こうかな。。。

 先日、第一報をお知らせした件ですが、いよいよ詳細が決まり、公式サイトもオープンしました。

beerfes_banner


日時
2008年9月28日(日)12:00~17:00
場所
鯉城会館(広島県民文化センター) 五階(JR広島駅より市内電車・バス等で10分、夜行バス発着場「広島バスセンター」から徒歩3分)
料金
前売券 2800円/当日券 3300円
主催
地ビールフェスタ in ひろしま 実行委員会
後援
GOLDEN GARDEN・中国地ビール協議会
協力
鯉城会館
 広島というよりも、中国地方では初となるビアフェス。
 ビアフェスというと、JCBA(日本地ビール協会)主催の『ジャパン・ビア・フェスティバル』が有名です。毎年、東京(恵比寿)・横浜(大さん橋)・大阪(今年から大阪ドーム内イベントスペース)の三箇所で開催されているもので、JCBA加盟ブルワリーの大半が複数の銘柄を持ち寄り、多種多様なビールを飲み比べることができるイベントとして、年々来場者数も増加の一途をたどっており、昨年あたりからは、特に東京会場における入場者数の多さがイベントの内容をスポイルしかねないと問題になっているほどです。
 JCBA主催の三都市でのビアフェス以外にも、有名なところでは一関市の『全国地ビールフェスティバル』や、今年はその規模を一気に拡大した富山市の『タナバタ・ビアフェスタ・トヤマ』など、各地で様々なビアフェスが開催され、その規模や入場者数も増えつつあります。これらのビアフェスに参加して思うのは、ピルスナースタイルの日本の大手四社の作るビールにとらわれない、幅広いビールの美味しさに気づいた人たちが、いわゆる「ビール党」と言われる枠組みからはみ出た、新たな「ビールヲタ」を形成しつつあるんだ、ということ。

 こういった全国的なクラフトビールへの興味の高まりはあるものの、中国地区最大の人口を抱える広島においては、そういった盛り上がりがイマイチ感じられない状況下、それを打開すべく、今回、ビアフェスが開催される訳ですが、なにしろ今回が第一回の開催ということで、いろいろ難しい問題をクリアしつつ、なんとか開催にもっていこうと関係者も努力と苦労を重ねられているようです。

◆ チケットについて
 個人的には、開催までの期間があまりにも短いため、チケットの枚数が果たして本当にさばけるんだろうか、というのが心配だったんですが、蓋を開けてみればびっくり、今回のビアフェスの開催に向けての立役者とも言える広島唯一のビール専門バーGOLDEN GARDENでのチケット手売り分150枚はあっという間に完売だそうです。
 他には、中国地ビール協議会加盟ブルワリー各社での手売り分、そして松江地ビール「ビアへるん」楽天市場店でのネット販売分があったんですが、ネット販売分を手売りに回したのでしょうか、ネット販売に関しての記載は早々に公式サイトから消されています。

 今回のビアフェスについて、まだ地元タウン誌などにも情報も出ていない状況下でこの有様ですから、タウン誌などが取り上げ始めた頃には既にチケットが完売していて、プラチナチケット化する恐れすら出てきた訳ですが、来年以降会場を広げるとしたら、果たしてこの値段でできるのか、というと、かなり難しいんではないでしょうか。今回、これだけのブルワリーが揃うビアフェスとしては画期的な、JCBAのビアフェスを知っている人にとっては、JCBAがいったいどれだけぼったくってるんだよ、と言いたくなるような料金設定なのには理由があって、会場である鯉城会館が破格の料金設定で会場を貸してくれたというのが大きいようですから。
 ま、来年以降の心配はいいとして、まずは今年のイベントを成功させてから、というところでしょう。

◆ 参加ブルワリー
 詳細は公式にも掲載されていますが、参加ブルワリーは超豪華です。一回目の開催にして、よくこれだけ集めたね、といったところです。
 今回、ゲスト参加ブルワリーを募った際には、
「ブルワーさん(ブルワリーの醸造責任者)、もしくは醸造に直接携わっている人を必ず一名参加させてください」
という、JCBAのビアフェスにもないような、ある意味高いハードルを設けたとも言える状況にも関わらず、多くのブルワリーが参加を希望した、とのこと。この点を考えても、地ビールにとってはまだまだ未開拓市場とも言える広島での初のビアフェスということで、全国の有力ブルワリーがこのイベントに掛ける期待度が窺い知れます。

広島呉ビール
広島HEIWAビール
広島三次ベッケンビールnice
岡山独歩ビール
岡山吉備土手下麦酒
岡山作州津山ビール
島根出雲路ビール
島根松江地ビールビアへるんnice
鳥取大山Gビール
山口萩ビール村塾
茨城常陸野ネストビール
神奈川サンクトガーレンnice
山梨富士桜高原麦酒nice
三重伊勢角屋麦酒
大阪箕面ビール
鹿児島城山ブルワリー
 実はこのイベントに関するフライヤーが既に配布されていて、広島のパブやバーなどで見かけて手に取った人もいるかもしれませんが、そのフライヤーの印刷時点では、常陸野ネストとサンクトガーレンが、参加が確定していなかったため、記載されていません。現在はイベントの公式サイトにもこの二社が明示されており、調整がついて参加が確定したと考えて良いでしょう。

◆ 料金について
 前売り料金の2800円という値段についてですが、これは先にも書いたように、破格と言っていい価格設定です。飲めるビールの銘柄が段違いに多いとはいえ、JCBAの三大都市でのビアフェスは、前売りで3600円。当日券だと4000円を超えます。また、グッドビアクラブが中心となって毎年東京で開催されている「東京リアルエールフェスティバル」が、エールスタイル(ポーター・スタウトを含む)限定、かつ、参加ブルワリーの数も今回の広島イベントより少ない目で、前売り2800円。
 今回の参加ブルワリーの顔ぶれを見れば、東京リアルエールフェスに負けているとは思えないというか、むしろ超えていると言っても過言ではなく、かつ、JCBAのビアフェスの場合、こう言ってはアレですが、ビールそのものも玉石混合といえる状態ですから、少なくともゲストブルワリーのレベルを考えれば、2800円はやはり破格と言ってよく、来年以降もこの料金で開催できるかどうか甚だ疑問ではあります。そういう意味では、今年はまさに「顔見せ」ということなんでしょうが、我々来場者にとっては、極めて安価で、多彩かつ高品質なビールを楽しめる、またとない機会と言えましょう。
 当初は果たしてどれだけの来場客がいるかを心配していたんですが、今となっては逆に、入手困難になったチケットをオクに出して一儲けしようと考える不埒な輩が出てこないことを祈りたい気分です。

 毎年恒例のジャパン・ビアフェスティバル大阪会場に行ってきました。
 会場は昨年までの新梅田シティから、大阪ドーム内のイベントスペースに変更になっていました。年々集客力がアップしているのはいいんだけど、あまりに客が多すぎて、昨年あたりから、特に恵比寿開催の東京会場などでは、イベントそのものの質の低下が叫ばれていたため、大阪に関しても先手を打って広い会場に移した、ということなんでしょう。

 当日は大阪ドームのアリーナのほうで、なんでもヨン様のイベントがあるとかで、大阪駅の環状線ホームのあたりから、もうオバサンばっかり。環状線の車内も然り。なんだか防虫剤臭が鼻につくんですが。やっぱりあれか、箪笥の奥に仕舞い込んでいた一張羅を引っ張り出してきたんだろうなみんな。大正の駅を降りてドームに向かう道もおばさんばっかり。横を通過していく路線バスもおばさん鮨詰め状態。おばさんで満席の観光バスが何台も走り抜けていく、そのナンバーを見るとこれが名古屋ナンバーとか。はぁイベント参加ツアーでつか。

 イベントは会場変更してもなお、すごい人でした。そろそろ前売り券発売枚数の制限とかも考えないと、恵比寿会場の二の舞になってしまいそうでちょっと心配です。
 とはいえ、出展ブルワリーの数も例年より多く、そのせいか、海外ビールも含めて、相当量を飲んだ気がします。ここ3年ずっとPub Celticのスタッフと一緒に参加していますが、会場を出るときは、個人的には今年が一番酔っ払ってたなあ。各ブルワリーのコンディション管理もしっかりしていたし、おいしいビールをたくさん飲めました。
 唯一の心残りは、地ビールスレで有名なコテハンの「酒屋」さんを探したのに、結局発見できなかったことですかね。

 ところで、今回の遠征での最大の収穫は、いよいよ広島でも本格的なビアフェスを開催する動きがあることを知ったということ。
 広島で唯一のビール専門バーである、GOLDEN GARDENが中心となって、「中国地ビール協議会」と一緒に開催に向けて鋭意準備中、という感じです。ビアへるんのブランドで有名な松江のブルワリー、島根ビールが中心となっていると思われる「中国地ビール協議会」ですが、なにしろまだまだ地ビールの地位が低い西日本にあって、とりわけ中国地方最大の中核都市である広島の町は「不毛の地」といってもいい状態。
 いや広島にも平和工房という、広島では飲食からパチンコ、はては葬式まで手広く商売にしている大きな会社が、その多角経営の一環として手がけているブルワリーがあるにはありますが、「地ビール不毛の広島で、なんとか地ビールを根付かせよう」という心意気こそ立派なんですが、できたビールは、(いずれは)州都(になる筈の)広島を代表する地ビールとしてはなんともがっかりするようなものしか(今のところは)ないだけにね。
 全国的に「広島のブルワリー」として有名なのは、三次にあるベッケンビールのブランドで知られる三次麦酒でしょうが、三次がいくら広島県内とはいえ、地理的にはちょっと離れすぎです。作っているビールの質は全国的にもトップクラスなんですけどね。

 で、この不毛の地で孤軍奮闘しているGOLDEN GARDENというお店も、その志は立派なんですが、開店してから二度ほど足を運びましたが、本当にビールしか置いてない。いやビールだけで二時間とか過ごすのを何とも思わない俺たちビアヲタはいいんだけど、ビールに興味のない友達とか連れて行けないよね、っていうか。
 そして、お酒がビールしかないっていうのはまぁいいんですが、食べ物もほとんどない。これについてはオープンからそれなりに時間を経て、今はフードメニューも増えたのかもしれないんであれですが、最初に行ったときなんて、サラミとか頼んだら薄切りのがちょびっとだけ小皿に乗って出てきて500円とか、うわぁいい商売してるなあ、と感心したことがあったっけ。
 てなわけで、来る客をとことん選ぶような店で、しかもマスターも広島の人ではなさそうで、その意味で横の繋がりも希薄っぽいしで、果たしてあのお店が大きなイベントを成功させられるのか禿げしく不安ではありますが、ここはなんとか頑張って、是が非でも成功させてもらいたいものです。そして一回で終わらせるのではなく、毎年の恒例行事として定着していけば、この街のビール事情を変えることもできるでしょう。
 幸い、中国地方全域に視野を広げると、前述のベッケンビールやビアへるん以外にも、独歩ビールの宮下酒造(岡山)や大山Gビールの久米桜麦酒(鳥取)、出雲路ビールのエキナン(島根)など、広島シティ以外では質面で問題のないビールを作っているブルワリーが揃っていますから、これに関西や関東、東北方面のブルワリーがいくつか参加してくれれば、内容的には問題のないイベントになるでしょう。会場で供するフードメニューが問題といえば問題ですが、そこはGOLDEN GARDENじゃなくても別の店に(ry

『地ビールフェスタ in ひろしま 2008』

主催
Real Beer Style GOLDEN GARDEN、中国地ビール協議会(予定)
日時
9月28日(日)12:00~17:00
場所
鯉城会館
 会場が、広島市内でヲタが集う町、中区大手町1丁目近辺というのも象徴的ですが、それはともかくとして。がんばれGOLDEN GARDEN!というわけで当blogでは勝手にこのイベントを応援します。

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