壺井彰久

裏MotorsportsFlashback。
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以前、ヴァイオリニストキョウコさんのblogにコメントした時にも書いたんですが、今回の上京は23日のKBBと15日のポチャカイテ・マルコアストゥーリアスの公演と、どっちを狙って行くか、最後まで悩んでいました。
で、決め手となったのが、15日のライヴだと、翌16日のERA@西荻窪音や金時も見られる、という点。
久々の三連休(しかも暦どおり)ということで、往復の新幹線は混み混みでした。
その混んでいる新幹線(当然、広島始発のを狙い、自由席をキープ)の中でも、まだ自分の下した決定が良かったのかどうか判断つきかねる状態。
いやそれどころか、初日のアストゥーリアスとポチャを見てもまだ、自分の選択が正しかったのかどうか・・・
いや、プログレ・オールスターが駄目イベントだったとかいうのではありません。むしろポチャなんて、4人によるポチャライヴとしてはトップクラスの出来だったと思います。でもやっぱり海外遠征を成功させて「ノっている」今のKBBを見たかった、ということです。今のKBBはそれほどまでに魅力的だ、と。
しかしながら、16日のERAを見て、そういう煩悩はぶっとびました。
正直、今の壺井さんにとって、彼自身のリーダーバンドであるKBBが、創作力というかクリエイティビティの向かう先としては一番プライオリティが高いんだろうな、とは思います。
ポチャはあくまでも荻野さんと桑原さんの二人がメインで、壺井さんはそのプレイアビリティを見込まれての参加でしょうし、AUSIAはKBB、ポチャと比して、決して活動が盛んだとはいえません。Kirche、Rivendellといったバンドは、あくまでもゲスト参加に過ぎないでしょう。
そんな中で、彼にとってのERAとは、どういう位置づけなのか・・・なんてことは、実はどうでもいいんです。

少なくとも、今の俺にとって、壺井さんの絡むプロジェクト群で一番好きなのはERAだ、と。

今回はERAにとって3枚目のアルバム『Three Colors of the Sky』の発売に合わせた、所謂「レコ発」ライヴでした。
既に新曲は過去のステージでも一端が披露されており、クオリティの高さはある程度保障されていたので、聴く方としても楽しみで、ついつい早めに西荻窪へ到着してしまいました。

というか開場時間間違えたよ。17時30分かと思ったら、18時30分開場かよ。

・・・ということで、久しぶりの西荻窪を散策。っても蒸し暑くって、そんなにうろうろできませんでしたが。
前日にポチャのライヴを見ていたためか、
西荻窪 音や金時へ
この看板の「岩盤浴 LAVA」が、彼らのセカンド・アルバムのタイトルチューン「LAYA」(←※クリックすると怪しい音楽が流れます注意)に見えますた(゚∀゚)ってどんな岩盤浴サロンだよ!
ちなみに「音や金時」は、この写真では路地の向かって右側、手前から米屋さん、マンションとあって、その次の建物(小さい電飾がちょっとだけ写ってます)の地下ですが。

時間になったので音や金時へ。
席は前から二列目のテーブルを確保しましたが、続々と人が入ってきます。
ERAのライヴとしては人が多いんじゃないのかな、と思って、暫くして後ろを見てみたら、演奏開始時間には既に椅子は全部埋まっており、最後列には立ち見客までが。
レコ発という題目があるためでしょうか?ともかく、それでもまだ三々五々入ってくる人がいるため、遂には最前列に「補助椅子」みたいなのを出していました。

ライヴそのものは二部構成。このあたりもERAライヴとしてはかなり本格的。
いつもは、ギターとバイオリン、そして必要最小限のアンプ類を小さい小屋へ持って行って、しゃかりきに演奏してさくっと帰る、みたいな感じですが。
ERA
第一部は鬼怒さん(gtr)・壺井さん(vln)のデュオによる旧作、新作取り混ぜてのセットリストでしたが、特に新作の楽曲はどれも出来がいい。過去二作品と相対的に比べても、ERAらしい豊かなメロディによる癒し効果と、鬼怒無月壺井彰久の二人によるデュオなればこその凄まじい緊張感がもたらす精神的鍛錬効果(80年代のロバート・フリップなら「聴衆にディシプリンを強いる」とでも言ったかな)。この二つが入れ替わり立ち替わり襲い掛かってくる独特の感覚は、新曲群ではより際立っていたように思います。
現在、鬼怒さんと壺井さんは二人とも並行して多くのバンドやプロジェクトに関っていますが、そんな中でも、このERAでしかできないこと、ERAならではの個性とも言うべきもの、を、二人が探り当てたのではないか、とも感じました。
言うまでもなくアルバムでもライヴでも、ERAは基本的にヴァイオリンとギターのデュオなんですが、ある程度の多重録音が施されているアルバムより、さらにシェイプアップされた、最小限の編成による、素のERAを堪能できました。
で、感じたのは、やっぱりこの二人は基本的にロックなんですね。
使っている楽器が生ギターとヴァイオリンであっても、ジャズっぽい要素があっても、トラッドっぽい素朴な美メロがあっても、基本ロックというか。
まあ、その部分こそが、ERAのERAたる部分でもある訳ですが、それを目の前で見て聴いて、さらに実感しました。

そんな第一部とは打って変わって、第二部は、ちょっとお祭り的要素が加わります。
まず、ゲストとしてアコーディオンの佐藤芳明さんが加わり、トリオになります。
三人
中央線系ミュージシャンとしては例外的にクールなルックスの持ち主、佐藤さんが加わり、鬼怒・壺井のボケ・突っ込みのMC合戦にも、クールな一言を言い放つ佐藤さんが絶妙のアクセントになり、なんとも楽しいライヴでした。
は、激し過ぎる・・・
無論、演奏が始まれば三人とも打って変わって真剣になります。
鬼怒さんのギターは、カッティングが主体で、リズムレスの編成で、壺井さんとゲストの佐藤さんの二人をソリストとして立てる感じでやっていましたが、佐藤さんもかなりパーカッシヴな演奏が多く、間近で見ているとかなりの迫力でした。
鬼怒&佐藤

そういえば第二部の開始前、着物を着たそそっかしそうな人が会場に入ってきたな・・・と思ってよく見たら一噌幸弘さんでした。ってか別によく見ないでも、そんな風体で、しかも見るからに笛が沢山はいっていそうなケースを抱えて中央線界隈をうろついている人はこの人しかいないわけで。

というわけで、第二部が終了したあと、アンコールというか、第三部では当然一噌さんが飛び入り参加。
さらに一噌さん参戦
まさに中央線系ミュージックシーンを代表する、超個性派ソリスト4人による、狂乱の一大セッションが繰り広げられます。
あまりにもセッションが暴走したため、佐藤さんなどは叫びながらアコーディオンをぺしぺし叩いていました。
壺井さんも鬼怒さんも実に楽しそうで、聴いている方も演奏している方も、心の底から楽しめたんではないかと思います。
あまりにも強力!
いや、KBBも行きたかったですよ、特に事後のレポートなどを読むと。
でも、このERAを見られたお陰で、「KBBを見なかったこと」への後悔は、幾分緩和されたように感じる今日この頃です。

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タグ : ERA 壺井彰久 鬼怒無月 佐藤芳明 一噌幸弘 中央線系音楽 プログレ

アコースティック編成(といっても実際はピアノはプラグドだし、他の楽器もアンプを通していましたがね)のアストゥーリアスに続いて、ポチャカイテ・マルコ登場です。
新作が出るわけでもないので、新曲もあるわけじゃない・・・と思ってたんですが、新曲が結構聴けました。
いや、東京から離れて一年、何度かライヴを聴きに戻ってはいるものの、観戦件数が減ったため、単に曲を知らないだけで、実は新曲でもなんでもなかったりして・・・

一番おもしろそうだったのは、bassの桑原重和さんのペンによる、『関節リウマチ』w
MCがまた面白くて、

さて、京王新線初台を降りて、雪の積もる中で開場待ち。
待っている間にも雪は降り続けており、DOORSのスタッフの人たちも、入場待ちの人の整理に加えて雪掻きもせねばならず、結構大変そう。ついには社長さんまで出てきて雪掻きをされていました。

前売りの人を入れたあと、ようやくこちらの順番が回ってきて、入場。
予想通り、前売りの人だけで椅子席はほぼ埋まっていて、端の方か最後列くらいしか残っていないので、やむなく調整卓のあるブースの横のテーブルにドリンクを置いて、立ち見ですよ。

で、KBB

おそらく、今の日本で、まっとうな英国系プログレ(などという表現が適切かどうかはさておき)をやっているバンドとしては、「カッコ良さ」(←ルックスのことではない)、「楽曲の良さ」、「人気」の総合で見ると、もうナンバー1と言ってもいいんではないでしょうか。
カッコ良さってのはまぁ異論もあろうかとは思いますがw

壷井さんに関しては、昨年のPOSEIDON主催のイベント(これもDOORSでしたっけ)でのポチャカイテ・マルコ以来。
バンドとしてのKBBは・・・いつ以来だろう?ちょっと覚えてないや。多分2004年以来になるんじゃないかな。

セットリストは以下の通り。

Pochakaite Malko

ポチャカイテ・マルコのライヴは3月のシルエレ以来。あの時はファンタスマゴリアとのカップリング(というか実質的にあっちが前座)でしたけど、今回は3バンドの対バンで、あろうことか一番最初にポチャが登場です。
3バンドということで、1つあたりの持ち時間が短いということもあってか、飛ばす飛ばす。
あの超絶技巧複雑怪奇な曲が多数収録されているセカンドアルバムからの曲を、メドレー形式でインターバルなしに立て続けにドバッと一気に
それで疲れたのか、いつもの荻野さんと壷井さんのおとぼけ(グダグダ)MCの掛け合いも殆ど無し。
(余談ですが、壷井さんのMCは、相方があるほうが冴えます。荻野さんであれ鬼怒さんであれ。)
壷井さんのエフェクターの数も、ずいぶん控え目でした。やっぱりセッティングと撤収の時間を考えると、極力シンプルにせざるを得なかったというところでしょうかね。

前回のシルエレの時もそうでしたが、今回も特に感じたのは、ポチャの音楽って、基本的に豪華なんですよね。
だから、今回のようにシンプルな4ピースバンドでそれをライヴで再現するのは、無理がある。
今まで見たポチャのライヴは4回ですが、江古田でやった通称『壷井祭』(KBBとポチャの対バン)の時は、鬼怒さんや美也子さんがゲストで参戦してました。
同じく江古田でやったセカンドアルバムのレコ発LIVEの時は、ドラムの立岩さんのコネで参加していたアラブ系音楽のパーカッションの人たち(なんでもその道の大家らしいっす)や、ベリーダンスのアルミステルミスの参加などもありました。
どちらもお祭り的な色彩の濃いイベントということもあって、多くのゲスト参加があり、音のほうもそれだけ豪華で厚くなっており、音を重ねたスタジオ版に劣らないものが聴けました。
しかしながら、正規メンバーの4人だけになると、どれだけ彼らがハイテクで一人当たりの音数が極端に多くても(w、スタジオ版ポチャの持つ音数を再現するのは困難でしょう。

そんなわけで今回のライヴは(シルエレの時同様)かなりロックバンド的な色彩が濃いものになっていました。
ベースの桑原さんもジェスロ・タルのツアーTシャツ着てましたし(関係ねーか)、今回のポチャはストレートなロックで勝負、という感じでしたね。
そうは言っても、何も知らない人が聞くと「こんなロックバンドあるかよ」みたいな音なんですけどね。
はっきり言って、今回のライヴに備えてiPodでセカンドを聴きまくっていた身からすれば、そんな訳で曲数・音数(w、変態度(w的には、ちょっと食い足りないところもありましたが、それでもスタンディングで変拍子に合わせてかぶりつきで頭を振るのは楽しかったなあ。
立って聴くプログレは桜庭統以来でしたが、あの時は単に疲れただけでいい思い出はないんですけど、立って踊って聴くポチャは意外と体育会系でよかったなあ。

とりあえず、彼らに関しては、ワンマンで見たい。腹いっぱい堪能したい。広島に来てください!・・・って無理でつかそうでつか。

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