吉田達也

裏MotorsportsFlashback。
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 世の中、不況だの世界恐慌だの言われていて、どこそこのメーカーでは今年度中に何人削減だとか、派遣切りで失業者が街に溢れるだとか、いろいろ言われているのに、俺の会社は(というか俺の職場は)夏前に退職したやつの補充がまだ来ない上に、秋口に定年退職した人の補充もなく、規定人員に対して二欠という劣悪な労働環境が改善されないまま、いろんなことを犠牲にして生活の糧を得ている日々です。
 おかげで、先週はプログレ絡みのイベントが広島で開催されていたにも関わらず(そしてあの梶山シュウが関わっていたにも関わらず)行けませんでした。まあ、ちょっと体が不調を来していたっていうのもあるけれど。

 さて、体調不良も一段落したところで、今週末はおもろいイベントが二つ。

HARMO presents "Roots revival Vol.1~The Celts"
HARMOとは、広島市中区幟町にあるPub、Celticをホームグラウンドにしている、まだできたてほやほやのケルティック・フォークのインストゥルメンタル・バンド。
前回のPub Celticでのライヴを聴きましたが、本格的なケルトから中欧、北欧あたりまでのトラッドをメインにした音楽性を持ち、ケルトらしい能天気なスピードチューンや穏やかな楽曲をやりながらも、どこかかこうストイックで、いい意味で日本人的な緊張感が感じられる演奏は、かなりおもしろく、バンドとして成熟していけば将来楽しみな人たちです。あと、特にギタリスト(ブズーキやバンジョーなども演奏)が馬鹿テク。
とにかく一見の価値あり。
→11/29(土)広島県広島市 Club Cream

CICALA-MVTA western carnival tour 2008 !!
アヴァンギャルド・ジャズとチンドンのハイブリッド。もはや世界のシカラムータ、と言ってもいいでしょう。ドラムは当然、日本が誇る鬼才にしてもはや巨匠、我らがヨッシーこと吉田達也
よく考えたら今年は日本の新音楽ツアーも広島に来たし、なんと2008年は二度も広島でヨッシーの演奏を聴くことができるという、まことに素晴らしい年です。
→11/30(日)広島県広島市西区横川町 横川シネマ

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タグ : シカラムータ HARMO 吉田達也

Japanese New Music Festival 日本凱旋ツアー
7月5日(土) OTIS! (広島市中区加古町1-20)

 元祖ドラムンベース、かのルインズで世界のその名を轟かせた、日本が世界に誇るオルタナティヴかつ独創的なウルトラ・ドラマー、吉田達也。
 その吉田達也が、津山篤・河端一と三人で七つのユニットを見せる Japanese New Music Festival、日本の新音楽。
 今回、とうとう広島にやってきます!

ACID MOTHERS TEMPLE SWR
メンバーは河端、津山、吉田。その音楽性は、サイケ・現音・グランジ・プログレ・ジャズetc。。。多様性はジャンルの壁を簡単に突き抜けてしまい、スリリングなインプロと比類なき構築美が同居する。自分で書いていて訳がわかんなくなってきた。
ZOFFY
メンバーは河端、津山。オリジナルからカバー、おふざけからハード・インプロまで、硬軟自在に取り混ぜた、可笑しくも生真面目なステージ進行は要注目。
赤天
メンバーは吉田、津山。歯ブラシ、ジッパー、はさみ、ペットボトル・・・などの日用品を楽器として使い、歌詞はその日用品の名前を連呼するのみ。
ZUBI ZUVA X
メンバーは吉田、津山、河端。ヨーロピアン・トラッドからグレゴリアン・チャント、黒人霊歌からヒップホップまで、古今東西のコーラス的な音楽をを縦断的に取り上げながらも、歌っている歌詞は「ズビッズバッ、ズビッズバッ」だけ、という・・・
RUINS ALONE
メンバーは吉田。言うまでも無く世界のルインズ。本来はベースとドラムのデュオのユニットだが、ここ数年ベーシスト不在であることから、ベースのパートは打ち込みを使用して「ルインズ・アローン」と名乗っている。
津山篤ソロ
メンバーは津山。プログレの大作をギター一本で弾き語り、などの無茶をする。
河端一ソロ
メンバーは河端。ギター弾き語り、打ち込み、現代音楽、サイケ。
 いやー待った待った。広島に転勤してきて3年、「中央線」のドンであるヨッシーの来広がとうとう実現します。なにしろ俺にとっては、今、日本で最も好きなミュージシャンである吉田達也。こっちで暮らしていても、生ヨッシーは見られないだろうということで、大阪や東京まで観にいくばかりだったんですが、ようやく広島に来てくれます。もう楽しみで楽しみで。

 当日は残念ながら土曜出勤日ですが、そこはそれ。なんとしても早く仕事が終了できるように、明日からの一週間を計画的に・・・ヒヒヒ。

「なまぜみ」と読むんだそうです。

生蝉 CICALA-MVTA LIVE 2006家から程近い場所に、@nima(これで強引に「アニマ」と読ませます)というショットバーがあります。
このお店は、所謂貧乏バー若者向けのショットバーで、その営業形態から、本当はお店の雰囲気はもっと騒々しい賑やかな感じになってもいいと思うんですが、そこはそれ、大変穏やかなマスター(※穏やかなのをいいことに好き放題書いとるがなw)の人柄もあって、業態や客層に関らず、かなり落ち着いたBARになっています。
何よりも、店に流れる音楽が、これもマスターの趣味性を大きく反映して、フリー以前のジャズがメイン、あとはコンテンポラリーなボサとか、もっと世俗的なのは、まぁよくてAORとか、そのあたりばかりなのも、店の雰囲気を落ち着いたものにしている大きな要因でしょう。

その@nimaで、先日、飲んでいた時のこと。
今年の9月に行なわれた「東京JAZZ」がNHK BSで放送されていましたが、何人かのお客さんとお店のプロジェクターでそれを見ていたら、いきなり渋さ知らズオーケストラが出てきました。
いやー、確かに渋さを分類するとしたらジャズですよ、ジャズ。
でも、この店に合うジャズじゃないでしょ、こういう基地外ジャズは。てか、そもそも伝統と格式を誇る(いやよく考えたら伝統も格式もあんまりねぇな)東京JAZZに、渋さなんて出る時代ですか。
そういえば渋さ、とうとうエイベックスからメジャーデビューしちゃったね、ベスト盤だけど。いや関係ないけど。

で本題。
吉田達也のような、特異な才能に恵まれた人が参加するバンドは、

  1. リーダーバンドであり自身が殆どの作曲を手がけている
  2. 他のリーダーに彼自身の色々な腕を買われ参加しているバンド
に大きく分類されるかと思いますが、シカラムータは後者にあたりますね。いや吉田達也側から見て、の話ですが。

元は「大熊亘ユニット」であるこのバンドは、基本はジャズですが、一言で「ジャズ」と言ってしまうと、大きな誤解を招いてしまう音ですね。
ジャズ+チンドン+変拍子+ハードコア、とでもいうような音で、まあつまりは一言で言うと「基地外ジャズ」、で片付いてしまうところは、渋さと似てるような似てないような。

そのシカラムータの新作は、今年の春に行なわれたツアーのライヴ・レコーディングです。
こっち系(どっちだよ!)では、吉田さん以外に、ヴァイオリン他で太田惠資さん、アコーディオンで佐藤芳明さん。そういえば太田さんは渋さと兼務ですね。

全11曲中、カバーが3曲、トラッド2曲。あとの6曲のうち、2曲がなんと吉田作曲。吉田さん以外のメンバーが作曲クレジットされていないところからも、本来「大熊ユニット」であるこのバンドで、ヨッシーの存在感がかなり大きくなっていることが窺い知れます。
一曲目からいきなり磨崖仏ワールド全開みたいな「HERAKLION」。各メンバーの雄叫びにも似たイントロから、大熊さんのクラリネットに導かれるリズミカルなチンドン。でも結局、無茶苦茶な変拍子。笑うしかない。
二曲目「 プレセンテ!(その後のレクイエム)」、三曲目「地中山脈」は、微妙に哀愁を帯びた、日本のストリート感覚溢れるメロディがシカラムータらしくて素敵です。
四曲目「スカラベマーチ」は、シンプルなヂンタというかチンドンのリズムから、徐々にハードコアなリズムへ変化していくあたりは、ただのチンドンバンドでもなければただのハードコアヂャズでもない、まさにシカラムータならではの世界が展開されます。
五曲目、メロウな「ソラミレバ」で暫しの安らぎを得たかと思えば、六曲目、吉田作曲「STARA PLANINA」。個人的にはこのアルバムの白眉ですね。新曲群が従来のシカラムータらしいサウンドなのに対して、既発曲の中で敢えてこの曲を入れてくるあたり、ヨッシーの存在感が(略
強烈な変拍子、ハードコア・ビートですが、決してシリアスになりすぎず、必ず「笑い」の要素を忘れずに入れてくるところはシカラムータのシカラムータたる所以でもあり、俺が好きな所以でもあります。

後半は「不屈の民」「平和に生きる権利」「ターキッシュ・ダンス」、そしてシカラムータのライヴといえば「アイラー・メドレー」。最後、アンコールは「好きになってごめんなさい」。
このあたりはもう、シカラムータの定番中の定番とも言える曲群ですね。

総じて、単なる基地外ジャズではなく、メッセージ色の強いサウンドを、しかも踊れて笑えるセンスでもって力強く聴かせてしまう、いつものシカラムータのライヴを、1枚のCDに美味しく織り込んだ名盤です。
ただ、聴けば聴くほどライヴを見たくなりますね。そういう意味では聴けば聴くほどイライラする・・・。

せっかくの長期休暇、INDY JAPANに行けなくなった腹いせかわりに、このタイミングで何らかのライヴを東京で見られないか探したら、ありました。
是巨人、高円寺SHOWBOAT。
19時開場、19時半スタートですが、突然のことでもあり、当然前売り券など確保しておらず、19時前に到着。
しかしながらさすがは平日、まったく人も並んでいなかったため、最前列を確保できました。

今回、MCは鬼怒さんでした。
MCでは、随分いろいろな情報が出ましたが、どれも嬉しい話ばかりでした。
まず、是巨人として、5月からスタジオ入り。8月には新作アルバムを発売予定とのことでした。
また、5/10には『ナスノミツル弾きっぱなし』と称して、吉祥寺スターパインズカフェでナスノさん関係3バンドによる競演。
そして、その際に、アルタード・ステイツの7月発売の新作(!)が先行発売される、とのこと。
アルタード・ステイツといえば、昨年晩秋に新作が出たばかり(先日購入し、そのあまりの完成度の高さに、一聴してクラクラするほどでした)なのに、もう新作かよ!
というか、インプロ主体のバンドで、これだけ短期間に新作が出せるということは、バンドそのものが今いかに好い状態にあるか、ということを示しているようです。

ライヴは二部構成。
第一部は、5月からスタジオ入り、8月に発売するというアルバムからの新曲。
第二部は、お馴染みの名曲や、以前からライヴで演奏されているアルバム未収録曲でした。
また「YESメドレー」なるものも聴けました。

新曲の曲名と簡単な印象は以下の通りです。
まぁ曲名といっても、全部「仮題」ですから、あまり意味はありません。

1.L(レバノン)
強烈な変拍子、速いパッセージの応酬、そして突如姿を現すストロングなメロディ。
2.N(ナツキ?)
リズミカルに跳ねるリフ、ナスノさんはピック弾き。
3.O(オバQ?)
出だしで、誰が頭を取るかで三人でお見合いになり、おいおい、てな感じでしたが、一旦曲が始まると、凄まじい光速ドラムと光速ギターのコールandレスポンス。この日の新曲群で、これが一番の名曲と思える。
4.P(ペナルティ?)
インプロ的な導入部からして、アルタード・ステイツっぽい曲。心なしか、演奏面でもナスノさんがリードしている感じ。
5.メドレー(四曲分)
既発表曲と未発表曲を全部で四曲繋げたメドレー。ただ、メドレーというよりもコラージュといったほうがしっくり来る。
6.R
ヘヴィで細かいリフの積み重ね。従来の是巨人らしさが一番強い曲。
これらの新曲群のあとに披露されたのが「YESメドレー」。
鬼怒さん曰く「心の広いYESファンになら許してもらえるかと・・・」とのことですが、好きなバンドの最初にYESを挙げるような俺でも、大変おもしろく楽しめました。
こちらもメドレーというよりも、初期YESの名曲群をフレーズ単位でバラバラに分解して再構築したような趣でした。
総じて、第一部の新曲群はどれも強い緊張感を聴く側に強いるものが多く、インターバルに入っても「まだ半分かよ」と感じました。

第二部は既発表曲ばかりで、決して既発表曲がイージーな曲だというわけではなく、どれも難曲なんですが、それでも第一部に比べれば演奏者もゆったりとしており、余裕綽々に演奏をすすめているという感じでした。

それにしても、これほどテンションの高い楽曲群をバンドで演りながら、彼らはそれぞれ複数のバンドを掛け持ちしてる訳で、恐ろしい人たちです。

さて、東京に到着して、前の職場の友人と会ってお土産を手渡したあと、いざPIT INNへ・・・
っても食事しないといけないので、PIT INN最寄の王将へ。餃子セットで800円くらい。王将の割には高いよなあ・・・しかも混んでたからか、出てくるの遅いし。
殆ど詰め込み状態で食べ終わり、今度こそ、いざPIT INNへ。

なんかよくわからないけれど・・・
ドラムがヨッシーから中村達也に変更になっとるやんけ!!
どうやら19日のワンマンと21日の厚生年金会館のPIT INN40周年記念公演がヨッシーで、20日だけが中村達也に変更された模様。

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

そもそもヨッシーのファンとして、これはかなりショック。

とはいえ、ペインキラーそのものに興味を失ってしまった訳ではなく、むしろ、ある意味日本が誇る「ロック」ドラマーの中村達也が、どこまでやるのかをまあ、「整理番号18番のおかげで、目の当たりにできる訳ですから、気を取り直して機嫌よく見ることに。

ライヴは二部構成。
告知では、第一部がゾーン、ラズウェルと中村達也、第二部がゾーン、ラズウェル、中村達也に大友良英が参加、とありましたが、実際は、大友さんは第一部から出ずっぱりでした。
会場は前3/4程度が椅子席で、後ろは立ち見。
音楽が音楽だけに、もしかしたらオールスタンディングかも・・・と思っていましたが、さすがは天下の新宿PIT INN。伝統と格式を誇・・・ってるかどうかはともかくとして、ロック系のハコと違って、俺みたいな年老いた客を大事にしてくれます。
「本日、アーティストの要望により、場内禁煙となっております」
・・・ワロス。ヨッシーと付き合いのあるミュージシャンは、やっぱり嫌煙なのか。

高円寺百景だけでおなかいっぱいになりつつある状況で、バンド交代のための機材セッティングの時間、しばしの休憩を挟み、おもむろにバックステージからタブラのよーな太鼓を叩きながらヨッシーが登場。さきほど髪を振り乱して「ニセ久保田安紀」になっていた津山のおっさんは、フルートを吹きながら登場。髪は後ろで束ねていました。
妙に太ったイアン・アンダーソン
ところが山本さんのセッティングが一向に終わらない。延々とエフェクターをいじっている。
ところがセッティングのためのノイズが、いつの間にか演奏に変化。おいおい。
・・・いかにもルインズ波止場らしい始まり方でしたね。
津山さんはフルートをイアン・アンダーソンばりにフラミンゴ奏法で吹き鳴らしたり、ヨッシーはピアノを弾いたり。山本さんはギターでノイズを出しながらローランドのアナログシンセ?でエフェクト音を出したり。
もう何を書けというのか。

ルインズ波止場と言えば、インプロヴァイゼイションの合間に唐突にアレアの「7月、8月、9月、黒」とかイエスの「危機」の馬鹿っぽいコピーを挟み込むという荒業を見せるバンドですが、今回は特にそちら方面の新ネタはなかったようで、ステージのラストに彼らのアルバムにも収録されている「セックス・マシーン」(ジェイムス・ブラウン)と「太陽と戦慄Part2」(キング・クリムゾン)の同時演奏をやっていました。
セックスマシーン in アスピック
このときだけ、ナスノ・鬼怒の是巨人組がゲストで加わっていましたが、こうなるともはや「ルインズ波止場」ではなく、「是波止場」もしくは「たそがれ巨人」ですな。
当然のことながら、是巨人側が「太陽と戦慄」、たそがれ波止場が「セックス・マシーン」を担当していましたが、鬼怒さんが終始笑いながら「太陽と戦慄」のフレーズを弾いていたのが印象的でした。
先日のデヴィッド・クロスとのジョイントライヴでは「緊張しますねぇ・・・天覧試合みたいで」と言って硬い表情でひたすら弾いていたのとは見事に対照的でした。

再びインターバルを挟んで、是巨人登場。
この日も彼らは絶好調。セカンドアルバム『アラベスク』からの曲を中心に、クロスとのライヴの前半でも聞かせてくれた新曲も交えつつ、ほとんどMCもなしに次々と超絶技巧を繰り出してきます。
ナスノさん
鬼怒さんもナスノさんもさっきのユルい「太陽と戦慄」とは打って変わって、気合入りまくりでした。
鬼怒さん 髪を切って雰囲気一変。でもステージ衣装はいつもどおり
なおヨッシー本人より、新曲「J」は、「ジャクソン」のJだそうで、このジャクソンとはマイケル・ジャクソンのことで、黒人音楽を是巨人流変拍子で解釈した曲、という、よくわからないコメントも入りました。
そういえばこの「J」という曲は確かに、ちょっとメロディックでしたね。

最後にアンコールで、津山のおっさんがニセ指揮者で登場(この日は津山さんはニセばっかりだ)し、是巨人+高円寺百景のオールスター(除・山本響子さん)でクラシックメドレー。一曲あたり5秒程度で、立て続けににクラシックの名フレーズを数珠繋ぎに繋げていくという超バカ企画。
なお山本響子さんは翌日オーディションだったらしく、百景(やっぱり本来は百景がトリだよな)が一番最初に出てきた理由もそのあたりかな。
山本さんがこのワケワカラン世界から、一晩で蘇生できて、ちゃんとオーディションがうまくいったのかどうかがちょっと気になりました。

高円寺百景に関してはライヴをほとんどやらないバンドであり、レコ発ライヴが引越しのゴタゴタで行けなかったため諦めていたんですが、いやー見られてよかった。

次は今週末、ツチノコレーベル主催でポチャカイテ・マルコる*しろうのジョイントです。
変拍子万歳!

急遽、10日と11日が連休となったので、新世界BRIDGEまで出向いていきました。
高円寺百景、是巨人、ルインズ波止場の3バンドによる対バン(?)、ドラムはイベント名にあるとおり、すべてヨッシーです。
open18:30 start19:00。ほぼ定刻にスタートして、終わったのは23時前。殆ど4時間近く。途中。バンドの交代時間にそれぞれ5分かそこらの休憩はありましたが、文字通り「吉田達也ドラム叩きっぱなし」でした。。

高円寺百景
最初に出てきたのはいきなり高円寺百景。当然トリだと思ってたのに、いきなりかよ!
百景の新作『ANGHERR SHISSPA』からの楽曲をメインにしたステージ構成、たまに旧曲も交えつつでしたが、とにかく今の高円寺百景は、メンバー坂元健吾(bass)の言葉を借りると、

新メンバーに3人の女性を迎え、ビジュアルは華やか、サウンドは強獣!踊れる変拍子バンドとなった新生高円寺百景!!
まさにそのとおりで、かつてのマグマ系な暗黒風味はとてつもなく薄れて、ものすごく陽性に振った音とビジュアル。特に新作からの曲でその傾向が顕著に出ていたようで。
石神井公園で髪を切った後、吉祥寺へもどり、ちょっくら時間つぶしをしたあと、三越裏のSPCへ。
今回の上京の最大の目的、デヴィッド・クロスの公演です。

以前のエントリにも書きましたが、クロスの昨年の来日時、ERAとのセッションでは、あのERAの壺井鬼怒の両氏を手加減なしの本気モードに突入させたとのことでしたので、今回の是巨人とのセッションには大いに期待する一方で、個人的にはこの手の音楽ではもうクロスは終わってるんじゃないのかという危惧もありました。
結果としては、どうも思ったとおりというか、曲によってはクロスが是巨人のハイテンションについて行きかね、クロスのヴァイオリンが澱んでしまうという場面が見られました。

ほぼ定刻に開演。まずは(先日のよしこさん&カーンのZAO組と同様に)是巨人の三人がステージに登場。
今回はセカンドアルバムの「ARABESQUE」からの曲を中心とした曲構成でしたが、アルバムで聞きなれた楽曲群が、むちゃくちゃ成長しているのに驚かされます。まさに現在進行形のユニットとはこういうのを言うんでしょう。
途中、「太陽と戦慄Part2」もやりましたが、ヨッシーのコメントによると、クロスと一緒にやるつもりだったがクロスが乗り気じゃないということで、せっかくだから、んじゃ三人でやろうか、ということだったようです。
鬼怒さんは「はぁ・・・緊張しますね・・・なんか『天覧試合』みたい」というコメントで笑いをとりつつ、ちゃんと座ってレスポールを弾くというフリップ翁スタイルでした。うーんクロス、絡んでほしかったなあ。というかいくら手数が多いこの三人でもやっぱり三人じゃ寂しいよなぁ。
という訳で、戦慄Part2に新曲も交えつつ、是巨人の演奏だけでゆうに一時間を超えており、クロス出現までのインターバルの時点でかなりの満腹感。果たしてこれだけのユニットに対して、クロスがどう立ち向かうんだろうか。

いよいよ後半開始。ポセイドン関係者の猫blogなどを読んでも、インプロ「主体」というより、どうも今回は正真正銘のインプロ「オンリー」のステージのようですが、はてさて。
一曲目はクロスのvlnが紡ぐフレーズを中心として、やや穏やか目な展開。鬼怒さんはとりあえずクロスの出方を見つつ、若干引いていたという感じでしょうか。
問題の二曲目。クロスのvlnから曲が展開していくのは一曲目と同様でしたが、それを受ける是巨人組が暴力的なまでの展開を見せ、クロスがそれについていけない場面が多々見られました。このあたりが現在のクロスの限界でもあり、古いファンとしては『Red』でクリムゾンをクビになり、『USA』ではエディ・ジョブソンの音に差し替えられた理由が垣間見えた気がしました。クロスが老いたというより、彼の体質が、この手のロックバンド形態でのインプロと合っていないとみるのが正しいのかも。
ヨッシーがマイクをセッティングし始めたのを見て、「ヲイヲイまさかクロスとのセッションでもヨッシー語か?」と思ってたら、ほんとに歌い始めたよw。
それにしても、鬼怒さんの速いパッセージとヨッシーのヨッシー語ヴォイスを聞きながら、クロスが考え込み、結局入れないという繰り返し(実際はそう何回もなかったんでしょうが)、その度にクロスがうんざりした表情を浮かべていたのが印象的でした。さしずめ、いじめられっこクロスが校庭の隅に呼び出され、腕っぷしの強い三人に囲まれて、一対三でボコられているというような状態とでも言いますか。

気を取り直しての三曲目。
さすがに是巨人もこれじゃマズイと思ったのか、若干穏やかなアンサンブルで是巨人が受け皿を作り、そこにクロスを招き入れる感じで曲が展開していきます。
ここでは前の曲と打って変わり、クロスのvlnが徐々に豊かなメロディを繰り出して来て、その美しさにあてられたのか、是巨人も暴力に走ることなく、最後までクロスの持ち味を十分に活かす方向の演奏に終始。
これ、二曲目で明らかにクロスが脱落してたから、その反省を踏まえて?三曲目ではこういう展開になったけど、なまじ二曲目でクロスが中途半端に是巨人について行ってたら、三曲目はさらにその方向がエスカレートして収集がつかなくなっていた可能性もあり、そういう意味では二曲目あっての三曲目だったかなあ、と思いました。

と、まあ美しい終わり方で一旦本編は終了。その後アンコールでは、「太陽と戦慄Part2」を拒絶したクロスへのあてつけで(ってこたぁないか)再び鬼怒さんがフリップ翁スタイルでレスポールを手に登場。有機的で攻撃的なな二曲目、穏やかでメロディアスな三曲目のどちらとも違う、機械的・メカニカルで若干ハード目な感じの曲展開でした。

全体としては期待通りのライヴでしたが、前半の是巨人のライヴを見るだけでも十分価値があったことを考えると、はるばる広島から足を運んだ甲斐もあったと言っていいかと思いました。
ただ、やはり他の人のレポートなどを読んでも、翌日のピアニストとのセッションの方が評判がいいんですよね。去年のERAもアコースティックユニットですし、やはりクロスにはバンド形式はあってないのかも。そう考えると、翌日を見られなかったのは残念。

それにしても交通費はともかく、チケット代は安い。安すぎですね、これじゃ。うん、総合的にはそういった部分も含め、満足。

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eiji の徒然ライブ雑記
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~猫とヴァイオリンと~Fiddler’s muttering
David Cross 2005.8 来日

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