サンクトガーレン

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 東京ドームにて、今年は1月8日から16日まで、9日間に亘って開催された、ふるさと祭り東京
 例年、全国からいくつかの地ビールのブルワリー(メーカー)が出展していますが、今年も出展ブルワリーが若干増えており、ビアヲタにとっては一年で最初のビアフェスになりつつありますwww。

 今回、開催期間中に、厚木のサンクトガーレンが作るバレンタイン連動限定醸造ビールである「チョコビール」の発売日が掛かっているということで、サンクトガーレンブースでは、チョコビールの樽生を揃えるらしく、その発売日に合わせて東京ドームに行ってきました。

 マニアの皆様方におかれましてはご承知のことですが、チョコビールに関しては、各ブルワリーで様々なものが作られているなか、サンクトガーレンは、カカオの風味を、カカオを使わずに焙煎モルトだけで出す、という、純粋な「ビール」です。

 そのあたりの詳細はこちら→■ サンクトガーレン【チョコビール】について

辣腕広報師、mksn サンクトガーレンの「チョコビール」の看板商品は、インペリアルチョコレートスタウトです。同社の天才広報師mksnの手腕もあって、毎年、結構大々的にネットニュースなどで取り上げられることもあって、ビアヲタ以外にもその存在を知られていますが、同社はバレンタインシーズン向けには、このインペリアルチョコレートスタウトと並行して、毎年、チョコレートモルトを使った限定醸造のデザートビールをつくっています。去年は「橙」を使用したオレンジチョコレートスタウトと、栗を使用したマロンチョコレートスタウト。一昨年は昨年と同じオレンジチョコレートスタウト。その前はバニラビーンズを使ったスイートバニラスタウト。(スイートバニラスタウトは限定醸造でしたが、その後、通年商品になり、今はいつでも買えます)
 で、今年の限定は、「四種類の柑橘を使用した四種類のオレンジチョコレートスタウト」
 例年通りの「橙(だいだい)」を使ったものに加えて、同社の夏季限定醸造「湘南ゴールド」と同じ果実を使ったもの、さらに「マイヤーレモン」を使ったもの、「ピンクグレープフルーツ」を使ったもの、の四種類でした。

 今回、東京ドームの「ふるさと祭り東京」では、当初、インペリアルチョコレートスタウトに加えてこれら四種類のオレンジチョコレートスタウトが全部樽生で飲めるという話だったので、まぁサンクトガーレンヲタとしては黙っておれず、飲み比べに行ったのです。
 実際は諸般の事情によりwww、タップの数が足らず、オレンジチョコレートスタウトが「湘南ゴールドバージョン以外」の三種類しかなかったわけですがwwwwww

 それはまあいいですがw。

 で、当日は、平日限定の飲み比べセットというようなものも用意されており、さっそくオレンジの(湘南ゴールド以外の)三種プラス、チェイサー替わりにゴールデンエールで、合計四種の飲み比べセットを飲んでみました。
サンクトガーレン四種飲み比べ
 写真は、左から、チェイサー代わりのゴールデンエール、マイヤーレモン、ピンクグレープフルーツ、橙、です。

 結局この日は「湘南ゴールドバージョン」が飲めず、当日瓶で買ったのをあとで飲みましたので、以下のインプレでは、湘南ゴールド以外が樽生、湘南ゴールドのみボトルで飲んだものとなります。

橙(だいだい)
元々、オレンジチョコレートスタウトは最初は橙しかなかったんです。つまり一番作り慣れているというか、これまでこれが美味しかった、つまり評判が良かったから、今年は果実の種類を増やそうだとかいう発想にも繋がった筈で、その意味でもこれが美味しいのは当たり前とも言えます。実際おいしいです。四種で一番「オレンジチョコレート」という言葉の持つイメージに近いですし、味・アロマともバランスが取れていると思います。一押し。
湘南ゴールド
同社が毎年夏に季節限定で出しているフルーツビールでも使われている、湘南ゴールドという果実を使っています。これは、「橙」の持つオレンジ的な特性が、そのまま湘南ゴールドという果実の持つ特性に入れ替わった感じです。ただ、湘南ゴールドという果物のキャラは橙より幾分個性的です。まぁ夏の同社の「湘南ゴールド」が好きな人なら、橙よりこっちのほうがいい!と言う人もいるかもしれません。
ピンクグレープフルーツ
これは一口飲んで、最もサンクトガーレンらしからぬ感じがしました。同社のフルーツ系ビールは、基本的に醸造後に果汁を入れ足すというやり方は取っていない筈で、つまりビアカクテル的なものではなく、醸造前に麦汁と果汁を合わせておいて、それを発酵させるという手法を取り続けていた筈なのですが、この「ピンクグレープフルーツ」は、もしかしたら発酵後のビールに果汁を入れ足したかな?というくらいに「果汁感」が極めて強く感じられました。実際は発酵前にしか果汁というか果実を使っていない、いつもの作り方だということでしたが。ブルワーの岩本社長に少しお話しを伺うことができましたが、ご本人も「ピンクグレープフルーツは発酵しづらかったのか、思ったより果汁が残ってますねー」とのことでした。そのため、四種の中では最もジュース的というか、ビアカクテル的な感じがします。スタウト的、ビール的な部分が他に比べて少ないため、ビールが苦手、スタウトが苦手な人には一番お勧めできると感じました。
マイヤーレモン
これはとにかく酸っぱい!レモンの個性を最大限に活かしていると感じました。レモンの酸味とレモンの極めて強いアロマにより、強烈にレモンで、とにかくレモンです!広島のGolden Gardenでは、地御前の牡蠣を使ったカキフライとこのビールとのマリアージュをお客さんに薦めていたらしいです(mksnからの事後情報です)。もともとスタウトには牡蠣の殻を入れたものもあるくらいなので、牡蠣との相性は良く、さらに牡蠣にはレモンを絞りかけて食べるという食べ方もあることから、これはなかなか面白いマリアージュだと思いました。それはともかく、ビールはもうとにかくレモンが強くて、スタウトの持つ香ばしい焙煎モルトの香りが幾分喰われてる気がしました。だから、チョコレート感は四種類の中で最も弱いです。「スタウトは醤油っぽくてどうも苦手で…」という人にはお勧めかもしれません。
 …以上、簡単かつ独断のインプレでした。例年通り、既に直販の通販分は売り切れているようで、今からの入手は困難かもしれませんが、まだ小売店は店頭売りしているところもあるので(*)、店頭及び流通在庫なら入手は可能かもしれませんので、ご参考までに。

* 1月24日現在で、目白の田中屋さんには四種類とも揃っていたのを行って確認しました。

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タグ : 地ビール 美味いビールを飲もう サンクトガーレン バレンタイン チョコビール

 10月12日(月)、横浜の赤レンガ倉庫で開かれていました『横浜オクトーバーフェスト2009』に行ってきました。
 聞けば相当な混雑だということで、当日は午前中から会場入りしてやろう、と、東海村を9時過ぎに出発し、11時の開場直後にはみなとみらい21入り。赤レンガ倉庫の会場には11時過ぎに入りました。

 赤レンガ倉庫のイベント広場には、大きなテントが一つと、その周辺に様々なブースが小さなテントで広がっており、全体を低い柵で囲うような形で会場が設営されていました。会場への入口では、入場料200円を払い、チケット代わりのパンフレットのようなものを貰います。当日なら、一度退場しても、それを示せば再入場が可能というシステム。
 入口には既に短いながらも行列ができていました。早めに着いてよかった。

 さっそく大きなメイン会場のテントに入り、辺りを見渡すと、ありました。サンクトガーレンのブースが。

 サンクトガーレンの広報のおねいさんが10月10日にblogで書いていた看板の話、そして同日こちらのエントリでも書かれている
の看板がうちのより20cmもデカくて、目立つ』
 …えー、『隣』って、ここだったのですねwwてか、青色LED目立ってないし、そもそも結局隣とサイズ合わせるためになんか継ぎ足してるしwwww

 看板はともかくとして、さっそく、お目当てのサンクトガーレンのプレミアムフェストビールにして、志村さんの三次ベッケンビールにおける最後のビールを飲みました。そもそもこれを飲むために来た訳で、詳しい事情はこちらのエントリにて。

 若干ハイアルコールなので、何もお腹に入れずに飲むのはあれだ、と思い、ソーセージなども調達して、ビールと共に持って席へ…席へ…あれ?既に大テントの中の席は一杯で、仕方なく外の席へ。

 この時点では、外の席はまだガラガラです。
 天気もいいですし、気温も暑すぎず寒すぎずでちょうどよかったので、まぁいいか。
 ちなみに、席を探してうろうろしている間にグラスが半分ほど空いちゃいました。

 味は、忘れもしない、間違いなく三次の味、豊穣の味です。  このコンディションでこれが飲める幸せ。
 スタイルそのものは、例年通り、ジャーマンスタイルのトラディショナル・ボックであり、スタイル名で言うところのオクトーバーフェストビールやメルツェンよりもホップのキャラが控え目。飲んでいる最中に苦味はほとんど感じず、飲み終えたあとに少し喉に苦みを覚える程度で、むしろ麦の甘さがかなり強いものでした。
 アルコール度数は少々高め。昨年の豊穣よりも高いらしいです(確か昨年は7%、今年は7.5%)。
 しかし、志村さんのビールの特徴でもある、「ハイアルコールなのにアルコール感に頼らず、スムースな口当たり」という部分はこのビールでもきっちりと貫かれています。
 てか、むしろ、その「志村スタイルのハイアルコール」集大成とも言っていいでしょう。
 ホップの苦みは控え目で、かつ飲んだ時のアルコール感も抑えられていることから、かなり甘いにも関わらず、すいすいと飲めてしまう、鋭角的な部分がまるでない、長期熟成ならではのマイルドな口当たり。


 三次麦酒の休業(中国新聞の記事がなくなってるのでGoogleのキャッシュ)により、下手をしたらタンク丸ごと廃棄処分になる可能性もあった『豊穣』、このおいしいビールを世に出すべく尽力されたお二方です。
 作り手である志村さんが広島県三次市で丹精こめて作られたビール。それを自社ブランドのフェストビールとして世に出す決心をされたサンクトガーレンの岩本社長。お二方のご苦労、そして自らブルワーでもある岩本さんの友情と漢気には頭が下がります。

サンクトガーレンの「中」グラス。陶器マグ、スワロフスキー入り
 一杯目は大グラスで、自分のために飲みました。二杯目は、広島にいて、志村さんが作る最後の『豊穣』を飲めないみんなのために。(←すげー言い訳ww)
 一口目は前田先生、ふた口目はなおみさん、三口目はこうじさん、四口目はじゃkk…とか考えているうちにすぐカップが空いてしまいます。

 大テントの中で、ドイツのトラディショナルミュージックの演奏が始まりました。
 ステージの前の空きスペースでは、むかで行列ができて、みんな(見ず知らずの人ばっかりですよ)が手をつないで練り歩き…
プロージット!
 曲が終わると周りの人たちとプロースト!

 …いやぁ横浜のノリすげぇ。
 日比谷オクフェスに行ったことあるけど、こういうノリはなかったよ?

サンクトの限定ヴァイツェン
 ぼったくり価格の輸入ビールには目もくれず、地ビール!地ビール!という訳でサンクトガーレンのオクフェス限定ヴァイツェンを。
 スッキリ飲みやすいけど、ヴァイツェンらしいコクは今イチか…。でも日本屈指のジャーマンスタイルビール職人二人に挟まれてもヴァイツェンを出してくる勇気は素晴らしい。
 それにしても、あぁ、あの幻の銘酒、サンクトガーレンのクリスタルヴァイツェン。あれの樽生の味が忘れられません!あの再来はまだですかー!!!

ゴールデンエール最高!
 次もサンクト。これはゴールデンエール。俺にとってニッポン地ビール界における不朽のトップ3の一角。
 これ以外にサンクトは湘南ゴールド、横浜XPA、黒糖スタウトを飲みました。黒糖、美味しくなってた!!

富士桜高原麦酒のブース
 隣のブース、富士桜高原麦酒も気になります。
102親分キタ - .∵・(゚∀゚)・∵. - ッ!!  ブルワーの102親分こと宮下天通さんが自ら客引き。
 こちらにも俺にとってニッポン地ビール界における不朽のトップ3の一角、ヴァイツェンがあるんですが、それよりも気になるのがオクフェス限定ヴァイツェン。
オクトーバーフェスト限定ヴァイツェン
 いやぁうまい。さすが。小麦をローストしてるのかな?前の「森のヴァイツェン」は小麦をスモークしていて、あれも美味しかったけど、こっちはさらに美味しい。  ちなみに富士桜高原は、今年、これまでに全国で開催されてきたオクフェスでは、会場限定メルツェンを出していて、それの評判がすこぶる高かったんですが、それは今回はさすがにありませんでした。
 以下、飲んでないwwけど写真だけ。

 はい。行ってきます。

 目的は、先のエントリでも取り上げた、サンクトガーレンのフェストビールとして出品されている、志村さんの三次ベッケンビールでの最後のビール、秋のシーズナルビールでもあった『豊穣』を飲みに。
 サンクトガーレンの社長であり、同社の高品位なビールを造り続けているブルワーでもある岩本伸久氏、その漢気に感じるところあって、ぜひ行かねば、と。
 残念でならないのは、このビールを本当に飲みたがっている広島の仲間たちと一緒に飲めないという点です。みんなの分も俺がしっかり飲んでおくから。
 あっ、痛ててて。石を、石を投げないでください!

 他にも、サンクトガーレンは、このイベントのために作った限定醸造のヴァイツェンが出るようです。サンクトのヴァイツェンっていうと、5年ほど前のクリスタルヴァイツェンが印象に残っています。普段、ヴァイツェンは作っていないブルワリーなので、これも貴重。
 フェストビールとしての『豊穣』、そしてサンクトガーレンの限定ヴァイツェンの二つがイベント限定のビールで、その他、レギュラービールや季節限定モノなど、ほぼ現時点でのフルラインナップです↓
メニュー1
メニュー2

 他にも、富士桜高原麦酒が、このイベントに合わせて、お家芸のヴァイツェンのスペシャル版を出してくるらしく、こちらもまた楽しみです。今年、今までに全国各地で開催されてきたオクトーバーフェストで同社が出してきたフェストビールは、オクトーバーフェスト専用の限定出荷のメルツェンだったようですが、それとは別モノ、かつ、先日広島のGolden Gardenで飲んだラオホとヴァイツェンのハイブリッドビール『森のヴァイツェン』ともまた別モノのようです。

 噂では輸入もののドイツビールもたくさん出ているようなんですが、なんか料金が馬鹿高いみたいで、そっちはまぁいいや ('A`)

 ちなみにイベントの公式サイトはこちら

 10月2日、三次ベッケンビールの醸造長(いわゆるブルワー)志村さんが、mixiの日記に自ら書き込みされました。内容は、休業以降3ヶ月、ベッケンビールでの自らの復活は断念したこと、今まで応援してくれた人たちへの感謝、そして、これからもビール造りを続けていきたい、との決意も書かれていました。

 7月9日の休眠発表以来、首都圏・関西圏を中心に全国レベルで三次ベッケンビールのファンが「ベッケンビールの復活」を願い、署名活動を繰り広げ、集まった署名は、様々な調整の結果、広島在住ということもあり、このblogの管理人が三次にあるベッケンビールの(休業前の)社長が創業者でもある三次フードセンターに持ち込みを行いました(このことはasahi.comの記事にもなりました)。

 三次ベッケンビールの休業に関しては、以前に一度、自分が思うところをまとめたエントリをあげましたが、つまりは地ビールに過度の期待をするあまり、過剰な飲食施設を持ってしまったがために、その維持費がブルワリーの経営を圧迫し、どんなにおいしいビールを外販主体で売りまくっても、経営を好転させるには至らなかったというところです。
 このエントリに対して、Hiraさんというブロガーさんがトラバを打ってくれていますが、そちらのエントリの方が簡潔にまとまっていたりしますんで一読いただければと。

 三次ベッケンビールの(前)社長とお話させていただいた感じでも、とにかく、復活できればもっと工夫して、外販主体で利益を出せるビジネスモデルへの転換を考えておられたんですが、それにしても現時点での負債がネックになっている、というお話でしたが、結論としては、復活は断念されたということでしょう


【一部訂正】
 志村さんの日記を読むと、
(自らの)「ベッケンビールでの復活を断念」
 を表明されているだけで、「三次ベッケンビール」そのものは、依然として「休業」状態であることに変わりはなく、一部訂正しておきます。


 ところで、7月の休業発表時点で、三次ベッケンビールのビール製造設備には、完成したビール、仕込み途中のビールがあった訳ですが、休業が発表された直後、全国のビール専門パブや、地ビールを扱う小売店などから、ベッケンビールに注文が殺到した、と聞きました。完成したビールは、とにかく突貫作業で瓶詰め・樽詰めの作業をおこない、出荷されました(東京や横浜、大阪、西宮北口などで「ベッケンビール最後のケグ」を飲まれた人も多かったでしょう)。
 しかしながら、その時点で仕込み中だったビールに関しては、当然、出荷をする訳にもいきません。かといって、そのまま廃棄してしまうのは大変惜しい話でもあります。そう、初夏に仕込んで秋に出すビール、三次のシーズナルビールの中でも特に人気が高い、秋の限定醸造、ジャーマン・ボック・スタイルの『豊穣』が、休業騒ぎのさなか、三次ベッケンビールの醸造設備の中で熟成中だった訳です。
 では、その『豊穣』はどうなったんでしょうか。

『豊穣』の行方は

 話は変わって、神奈川県厚木市に、サンクトガーレンというブルワリーがあります。
 何度かこのblogでも書いていますし、俺と個人的に付き合いのあるビールファンの人なら耳にタコができるほど聞かされているでしょうが、俺にとっての地ビールのトップは、沼津のベアードブルーイングの島国スタウト、河口湖にある富士桜高原麦酒のヴァイツェン、そしてサンクトガーレンのゴールデンエール。三つのブルワリーが作る三つのレギュラービールが、同率首位なんです。

 さて、そのサンクトガーレンには、凄腕の営業というか広報担当というか、PRプランナーのおねいさん(しかもすげえ美人)がいます。
 そのおねいさん(公式blogも書いています)が最近twitterを始められたので、さっそくフォローしていたら、10月2日の志村さんのmixi日記に先立つこと一日、10月1日の午後8時41分に、非常に興味深いつぶやきがありました。さらに、そのつぶやきについている画像。画像に写っているのはビール瓶と、その瓶から注がれたと思われるビール。色はジャーマンボックの特徴的な濃いブラウン、そして瓶の形状は、三次ベッケンビールを知っている者にとっては忘れられるはずもない、ベッケンビールが使っているのと同じ500ml瓶。
 twitterのつぶやきにある「ある事情で陽の目を見ることが出来なくなったビール」、そしてベッケンビールが使っていた500ml瓶、さらに、瓶の横のグラスに注がれたビールの色…

 もしや、『豊穣』がサンクトガーレンから発売されるのか?と考えながら一日が経過。すると翌2日に件のmixi日記で志村さんが復活断念を表明。どうしても気になったので、3日にサンクトのおねいさんにtwitterのダイレクトメッセで訊ねてみました。これは『豊穣』ですか?と。
 帰ってきた答えは「諸々、難しい問題があるので、まだ正式に詳細は発表できませんが、皆さんに良い報告ができるよう動いています」というものでした。
 実はこのエントリはその時点で書こうかとも思ったんですが、一応、サンクトがそう言う以上、正式に発表がされるまで待とうと考え、今日に至ります。

 そう、正式に発表があったんです。

 以下、地ビール協会のメルマガを転載です。

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★緊急告知★ 横浜オクトーバーフェスト、サンクトガーレンブースにて
三次ベッケンビール秋季限定「豊穣」をフェストビールとして販売致します

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今夏、多くのビールファンに惜しまれつつ休業に入った
広島の三次ベッケンビール。

突然の休業のニュースは多くのビールファンに衝撃を与えましたが、
それはブルーマスター(醸造責任者)の志村さんにとっても突然のことでした。

春に仕込み、夏の熟成を経て、秋に発売予定だったベッケンの秋季限定ビール
「豊穣」は陽の目を見る機会を失われたまま飲み頃を迎えようとしていました。

「どうにかして、これを世に出せないか。廃棄されてしまうのは耐えられない」
志村さんの必死の訴えに、私たちも頭を絞りました。

そして…

諸々の課題をクリアーし、辿り着いたのがこの方法でした。

サンクトガーレン岩本とベッケンビール志村さんの友情ビールとして発売です

同じビール造りに関わる者として、時にはライバル、時には仲間として
戦ってきたからこそ痛いほどわかる想いがあります。

その想いを汲んでの決断でした。
どうぞ、1人でも多くの皆様に味わって頂ければと思います。

※処々の事情により会場でベッケンビールの名前は出せません。
サンクトガーレンのフェストビールとしての販売になります。ご注意下さい。

期間中、志村さんもサンクトガーレンブースのお手伝いに来てくれる予定に
なっています。ぜひ遊びに来てください。

 同じ内容のものが、サンクトガーレン公式blogにもあがっています

 どうです。

 サンクトガーレンの社長にしてブルワー、岩本さんの漢気。

 これは横浜、行くしかないでしょう。

そごう広島店
 広島の中心部、中区基町、所謂『紙屋町交差点』の北西の角に位置する、そごう広島店。
 ここの地下のお酒売り場とかお惣菜売り場は、野球シーズンには、旧広島市民球場に来る観戦客を相手に、結構な売上げをあげていたと思われるんですが、ご存じのとおり市民球場は現・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島に移転。かくして、そごうの食料品売り場は最大の客層を失い、地下の売り場はオフシーズンに居ついていた閑古鳥が野球シーズンが開幕しても一向に立ち去らず、という状況でして・・・。
 で、この状況を打開するために、お酒売り場のビール担当氏が一念発起。近隣の市内大手百貨店にはない特色を打ち出すべく、なんと地ビールを入荷し始めました。

 ・・・というのは、Water DragonさんのBlogを読んで知っていたんで、これまでも何度か、そごうの地下で瓶ビールを買って、原爆ドームの対岸の川岸あたりで一杯やる、ことがあったんですが、18日(月)が久々の平日休みだったため、またそごうの地下に行きました。
 同じくWater DragonさんのBlogの『(株)イクスピアリの「春の小麦ビール Hefe Weizen」』を読んで、
「お、まだハーヴェストムーンのシーズナルヴァイツェンにありつけるぞ」
とばかり、まずはそのハーヴェストムーンの「春の小麦ビール」と、あと一本何にしようかなー?と迷っていると、売り場のビール仕入担当者とおぼしきお兄ちゃんが近付いて話しかけられました。おそらく延々と地ビールの前で、あれでもない、これでもないと迷ってるのを見て、こいつは地ビールにそこそこ詳しい香具師だな、と思われたんでしょう。
 で、品揃えや売り方に関しての話になったので、失礼ながら忌憚のない意見をいくつか出してきました。えー、あくまでも素人ビールヲタの意見なんであれですが。
 たとえば今回行ってみると、なんか地ビールが減って、かわりに輸入ビールが入ってたりして、ちょっと売り場のコンセプトにブレが感じられるとか、地ビールにしても、ただブルワリーごとに漫然と並べているだけで、これでは普通のお客さんはビールのスタイルすらも見分けられないだろうとか、陳列ケースが狭いなら狭いなりに、扱うビールを季節ごとにスタイルで絞り込むとか、やっぱりバスセンター隣接でお土産ビールを買われる客層は逃すべきじゃないから、三次ベッケンビールや呉の海軍さんの麦酒なんかは外すべきじゃないとか、まぁ忌憚の無さすぎることも言った気がしますが。

 若い担当者さんなので、いろいろ思うとおりにならない部分もあるかとは思うけれど、実際、いままで広島で店頭でクラフトビールが買えるお店ってほとんどなかった訳で、これからもがんばってほしいものです。
 と同時に、広島在住のビアヲタ諸氏は、Water Dragonさんも書かれているとおり、どんどん、そごうでクラフトビールを買いましょう。

 まぁそういう訳で、「春の小麦ビール」と、もう一本をじっくり選ぶつもりが、つい長話になったので、もうあまり考えず、結局、俺自身にとっての定番中の定番、サンクトガーレンのゴールデンエールをチョイス。
 そして地下二階のお惣菜売り場で、手羽先と、ポテトのガーリック和えローズマリー風味をゲットして、そのまま地下街シャレオにあるジュピターへ。
 ジュピターでは、ティマーマンのブランシェというランビックをゲット。これ、吉祥寺にいたころHOLICで飲んでファンになったビールで、割と珍しい、小麦主体のランビックです。けっこう面白いビールを置いてるじゃん、シャレオのジュピター。新幹線口のジュピターとはえらく違うねww

園田さんのふくらはぎぃー! (;゚∀゚)=3ハァハァ で、本川の土手で落ち着いて、まず飲んだのは、ハーヴェストムーンの「春の小麦ビール」。
 瓶でGolden Gardenに入ったのは飲んだことがありましたが、明るい陽の光の下で見ると、なるほどWater Dragonさんの言うとおり、ヘフェ・ヴァイツェンというよりもクリスタル・ヴァイツェンと言ったほうがいい透明度の高さ。完全に濾過してないにしても、通常のヘフェ・ヴァイツェンよりは酵母を減らしてるんでしょうか。春らしくクリアな見た目で爽やかさを狙ったんですかね。
 香りはしっかりバナナを感じられるものの、酸味が他のメジャーどころのヴァイツェンに比して強く、小麦っぽい甘みより強いかも。そしてこの少しの酸味が、見た目の透明感と相まって、この季節に屋外で飲むにはいい感じですた。
 そしてこれを造ってるブルワー、園田さんの脚を思い浮かべながら飲む、と。(;´Д`)ハァハァ
・・・取り乱しますたサーセンwww

こちらは王道、ゴールデンエール 続いてサンクトガーレンのゴールデンエール。俺にとっては定番中の定番。アメリカンスタイルのペールエールでは、やっぱり今でもこれが一番好きかも。
 というか、俺自身はこれを飲んで、本格的にクラフトビールにハマったといってもいい訳で、何を飲もうか迷った場合はこれ、と。
 そごうにこれがあと一本しか残ってなかったのが気になりますが。
 岩本さん、広島フェスにはぜひこれを持ってきてほしいな、と。
 こんなところで書いても読んでる訳ぁないんでアレですが。
 カスケードの強い柑橘風味と、適度の苦味(「適度」ってのが重要。どうも最近のIPAブームで、苦味が強いビールがたくさん世に出てきましたが、それらの大半は、苦みの強烈さに必然性が感じられないのがどうも、ね)。
ティマーマンのブランシェ。まるでヨーグルトビール。 最後にティマーマンのブランシェ。
 普通のグーズ・ランビックに比べると、酸味の方向性が違うというか、いかにもランビックらしい、刺すような酸味とはちょっとちがう、まろやかな酸味は、小麦のビールらしい見た目の白さと相まって、まるで乳酸飲料か、食べやすいナチュラルヨーグルトみたいな感じ。
 香りもランビック独特の強い癖が感じられず、ランビック初心者にもお勧め、というよりも、ビール天動説信奉者にこそ飲ませたい、おもしろいビールです。
 で、実は同じティマーマンのファロもあったんですよ、ジュピターに。これは飲んだことがないので、また今度飲もう。

 そうそう、ビール天動説で思い出したんですが、Blogの右→にあるリンク一覧を整理してて、先日、猫背さんのBlog『こいつぁんまい~猫背的麦酒録』にコメントを入れていたので見に行ったら、フラワーで一緒に飲んだことを覚えて貰えていたようで、嬉しい次第です。
 あと、フラワーつながりで、ほそおかさんのBlogも見に行ったんですよ。そしたら5月4日のエントリで俺のことが書かれていてびっくりしました。

 そしてついでにw、ビール部のBlogもリンクに加えるべく、ちょっと見に行ってみたら、なんと、じゃっきー(ひらがな表記だったんだ、初めて知ったよ)がビール部に入ってるよ!しかも、およそじゃっきーらしからぬ文体でなんやかんや書いてるし!
 でもな、それまでのエントリで発泡酒とか第三のビールとかハイネケンのエキストラコールドとかが書いてある中に、
『ちなみに今一番好きなビールはキャスティールブリューンです。』
とか書いてるし!最初からキャスティールかよ!
 けしからん!

 ・・・いいぞもっとやれ!

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「ビール通」もチェック!

 国内地ビール業界の雄、サンクトガーレン(神奈川県)が毎年この時期に限定リリースする「インペリアル・チョコレート・スタウト」ですが、昨年のは飲みそこねた(正確には、夏の大阪ビアフェスにサンクトが持ってきてた「デッドストック」を飲んだけど)。
 今年は中区幟町にある行きつけの店、Celticが入れてくれたんで、飲めますた。まぁ例年おいしいんだけど、今年のも美味いよインペリアル。

 このサンクトガーレンというブルワリーは、作るビールが基本的に全部おいしくて、この規模のブルワリーとしては例外的で(同じブルワリーで作っていても銘柄によってあたりはずれがあったり、極端な話、同じ銘柄でもロットによってあたりはずれがあるし)、そういうところからも、商売度外視でビールの味をストイックに追求している、みたいなイメージがあるんだけど、実際は、実に商売が上手で、かなりマーケティングに強いスタッフがいるか、もしくはちゃんとした広告代理店を使っているのか、とにかく売込みがうまい。
 ま、そういう販売戦略面だけに長けている訳ではなく、ちゃんとおいしいモノを供給してくれているんで文句はないんだけど、たとえば『スイーツビール』なんて名前を商標登録しちゃったりとか。敢えて「デザートビール」という手垢のついた言い方を避けて新たな造語を使うあたり、いやあマスコミ受けをちゃんと考えてるっちゅうか、商売上手。

 チョコレートビールと一言で言っても、実際にチョコレートだのカカオだのを副原料として使うタイプと、本来のビールのスタイルの中で副原料を使わずにチョコレート風味を出すタイプの二種類あって、サンクトガーレンをはじめとして多くのチョコビールは前者。後者は少数派で、ぱっと思いつくのはえぞ麦酒のチョコベアビアとか、岡山の独歩ビールのチョコレート独歩とか。  前者の場合、ビール本来の持つ甘さを強調した作りと、通常より高温で長時間焙煎して香ばしさを強調した、いわゆる「チョコレートモルト」によって、チョコレートっぽさを出す訳だけど、日本における元祖は、先日不幸な事故で醸造師がお亡くなりになった岩手のベアレンあたりかなあ。ただ、昨今のチョコビールブームの火付け役は、積極的に首都圏の大手百貨店などと提携し、マスコミにも取り上げられることが多いサンクトガーレンだけど(このあたりが商売上手っていうか)。

 味の方は、『インペリアル・チョコレート・スタウト』は、いつものバレンタイン限定醸造のやつで、実にリッチで、所謂フルボディの、味・香りともしっかりした、味わい深いビール。度数8.5%っつうこともあって、ビールというよりお酒を好きな人向けかも。甘さも、本来のスタウトの持つ甘さが微かに感じられる程度で、チョコレートはチョコレートでも、最近はやりの高濃度カカオのチョコレートといった感じ。
 『スイート・バニラ・スタウト』のほうは、サンクトの通年商品だけど、バレンタイン限定ラベル。いやー商売上(ry で、こっちもインペリアル同様にカカオなどを使わずスタウトのスタイルの範疇でチョコレートっぽさを出しているタイプなんですが、アロマホップの代わりにバニラビーンズを使うという、ある種荒業とも言えるやりかたで、実に個性的な味になっています。スタウトとバニラって合うんだね、と。まぁもともと、

その昔、チョコレート発祥の地である中南米では、チョコレートはバニラと一緒に食されていたといいます。現代でもその相性の良さは言うまでもなく、バレンタインに弊社が発売したチョコレート風味のビールをバニラアイスにかけて食べるデザートが都内のバーで流行したほどです。
(サンクトガーレン公式サイトより)
 ・・・この、都内のバーでバニラアイスにインペリアルチョコスタをかけて出しているという話をヒントに作ったとか。スタウト本来の持つ甘みを強調した作りをしているものの、甘味料などを入れて無理やり甘くしているんではないんだけど、バニラの香りがスタウトの持つ甘さを強調しているのか、本当に甘いビールを飲んでいる感じがして、これは甘い酒好きの某ショップ店長あたりに禿げしくお勧めしたいところ。2008_SanktGallen

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