る*しろう

裏MotorsportsFlashback。
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2月11日(日)三軒茶屋グレープフルーツムーン
る*しろう2ndアルバム『3.27830』発売記念ライブ

1月に大阪の実家へ顔見せに帰った際、いくつかのCDを買いだめしましたが、その中でも今日までiPodでヘヴィ・ローテーションになっているのが、る*しろうが昨年末にリリースした2ndアルバム『3.27830』。
ここでレビューを書こうと思いながら、書くために聴き始めるとそのまま聴き込んでしまってなかなか書くところまでいかない、と・・・
でレコ発ライヴは11日(日)。日曜日ということで諦めていたんですが、よくカレンダーを見たら月曜が祝日!しかも2月の勤務を確認すると、10日(土)から12日(月)まで、暦どおりの休みが!

こ、これは、レコ発に行くしかないのでは!!!

ということで行って来ました東京。
当日は18時30分に開場、19時開演予定だったので、18時過ぎに三軒茶屋到着。三茶へ行くと必ず立ち寄る、東京で唯一の盛岡じゃじゃ麺が食べられる店、じゃじゃおいけんに寄りたかったんですがちょっと時間がない。泣く泣く今回は諦めて、直行でグレープフルーツムーンへ。
既に地下の入り口にできた行列の最後尾がビルの敷地をはみ出して道路に達しているのを見て、「しまった遅かったか?」と思ったものの、冷静に人数を数えてみると、まだ20人も並んでないのを確認。ああよかった。
5分程度押して開場。場内は前に椅子席、後ろがスタンディングでしたが、そういう状況だったので楽々で椅子席をゲット。これが判断の誤りだったことに気付くのは後になってから。
ステージにはドラムセットが2つセッティングされています。
客席から見て左手はシンプルなセットで、多分これはハコ備え付けのセットでしょう。そして右手には、スタンドとラックで組まれた、ひときわデカイセットが。。。(後に菅沼さんの持ち込みのセットだと判明)。これはつまりツインドラムでの展開もあり得るという訳で、ゲスト参加でTaiquiさんの名前が出ていることからも、(0゚・∀・)ワクワクテカテカ

ライヴは、おなじみとなった「裏る*し」からスタート。ちなみに今回の編成は、ギター:美也子姫、ドラム:井筒さん、ピアノ:菅沼さんでした。
そのあと、Djamraのステージが開始。
る*しろうとDjamraは、互いに相手のことを「兄弟バンド」と呼び合うほど仲が良く、互いのライヴに対バンとして呼び合うような関係になって既に3年になるらしく、その状況を詠った歌からスタート。やはり今回、る*しろうのイベントということで、彼らはいわばビジター。厳しい状況であればこそ、場をさらってやろうという関西文化圏特有の芸人根性が垣間見えるMCなども交えつつのステージは、相変わらずお遊び部分は徹底的に遊び、シリアスな部分は徹底してシリアスに決める、ハイパーテクニカルジャズロックを聴かせてくれました。
る*しろうのサイトのBBSでは、美也子姫自らの紹介文で相変わらず「変態」と形容されていますが、いやだから全然変態ぢゃない!楽曲・テク・ステージングとも、到ってまっとうな「カッコいい」ジャズロックでした。

2番手は日比谷カタン。こちらはまあま紛うことなき変態でしょう。座って生ギターを弾きながら歌うだけなのに、歌とMCと生ギター一本で、ハコの中の空気を完全に独自のシアトリカルな世界に変えてしまうあたりは毎度ながらお見事としか言いようがありません。
今回はMCでヲタ系のネタを交えつつ(えぇプログレヲタはヲタの一ジャンルとして確立してしまっていますよね言うまでも無く'`,、('∀`) '`,、)

そして真打として登場の、本日の主役、る*しろう!
さっき書いたように、まだアルバムレビューも書いていなかったのと、今回、レコ発ライヴということで、ニューアルバムに収録されている曲がほぼ網羅されていることから、アルバムレビューも兼ねて各曲についてつらつらと書いていきます。

魅惑のハワイ旅行
いきなり最初から飛ばしまくります。サウンドはヘヴィに、演奏は緻密に、シャウトは高らかに!近年ハードコアトリオなどで喉を鍛えている金澤さんのシャウトは勿論、井筒さん・菅沼さんの、普段おとなしい人がやけっぱちになったかのようなシャウトも凄みがあります。
この曲に限らず、アルバムヴァージョンでは幾分静かな部分もあって、静と動のバランスが取れているんですが、ライヴではひたすら力で押して押して押しまくり、結果的にベースレスのトリオとは思えない重量感溢れるヘヴィロックに仕上がっています。
ニューアルバムのジャケットにも描かれており、今回のアルバムのテーマとも言える「犬」。これもヘヴィかつアグレッシヴ、井筒さんのソロはそこいらのグランジやメタルバンドかと思うくらいヘヴィで、しかもそれらのバンドが尻尾を巻いて逃げ出すくらいテクニカルにビシビシ暴れます。
日曜の昼間にドアを叩いて起こさないで(略してノック)
一昨年の山口県徳山でのライヴで初めて聴いた曲ですが、なんでも、とある日曜の昼下がり、井筒さんが部屋で寝ていたら、訪問販売が扉をノックして、折角寝ていたのに起こされたことに対する怒りを込めて作られた曲だとかなんとか。
菅沼さんのバスドラによるノックの音からスタートするアレンジはアルバムと同様。菅沼さんのドラムがパワフルかつ手数も多くうねりまくります。
ヌマザパ組曲(ヌマザパ~ヌマザパII)
ニューアルバムには、ファーストに収録されていた「ヌマザパ」の続編もしくは変奏曲とも言える「ヌマザパII」が収録されています。今回のライヴでは「ヌマザパ」と「ヌマザパII」の合体ヴァージョンでしたが、このヌマザパ、なんと全部で7曲の構想があるらしく、いずれは「ヌマザパ」だけでライヴができるかも、とか行ってました(;´Д`)
細かいピアノのフレーズに続いて井筒さんが奏でるギターと、いつもよりフリーな菅沼さん。珍しく金澤さんがリズムキーパーとしてバンドを統率するなか、ギターとドラムが暴れまわります。
る*クスチャー
ニューアルバム中のハイライトとも言える楽曲。
最初に聴いたのは新宿ライヴ・フリークだったか?それからも曲は磨きこまれて、ニューアルバムでは、彼ららしくアレンジに工夫が凝らされた、大変面白いものになっています。
ただ、これを改めてライヴで・・・となると難しいんじゃ?と。
はい。俺が悪かったです。ちょっとでもそんな疑いを持った俺が悪うございました。
アルバム以上にドライヴ感がアップし、凝った構成の楽曲にも関らず、ノリ一発的な勢いも大いに感じさせる素晴らしいものになっています。
冒頭のラップ、アルバムを聴いた限りでは誰の声なのか、いや井筒さんじゃないから多分菅沼さんかな、とは思っていましたが、声を変えているせいもあり、なかなか菅沼さんだと断定できなかったのに、やっぱり菅沼さんでした。
ちょっと軽めのピアノとギターのフレーズに乗っかったその菅沼ラップに続いて金澤さんのヴォーカルがいつになく抑え気味で普通のジャズヴォーカルみたいな・・・と案の定途中で姫の声がデス声に変化します。
と思ったら、デスシャウトの直後、人数の少ないマグマというか脱力した高円寺百景というか、とにかく明らかに聴いていて3人だけが歌っているとわかるコーラスが続きます。
そういえばファーストアルバムは吉田達也プロデュースでした。そう思って聴くと、そういえば明らかに吉田達也色が色濃く出ていると分かる部分がそこここに見られたんですが、セカンドはバンドのセルフ・プロデュースで、吉田色はほとんど感じられません。そんな中で、この曲だけは特にコーラスワークが吉田達也的で、近年高円寺百景などで吉田達也近辺で活躍している美也子姫としては、やっぱり影響受けてるのかなあと。
ヘビダンス
ニューアルバムの中では一番プログレ展開が強いの曲。途中フリーっぽいところが混じるのがいかにもる*しろう的ですが、人を食ったようなタイトルは出だしのギターとピアノの高速ユニゾンで奏でられるインドっぽいメロディからでしょうか。笑いを取る曲のようでいて、途中からどんどん展開がシリアスになっていくところが、このバンドの懐の深さというか引き出しの多さというか。
そして今回のライヴでは、アイン・ソフ(旧・天地創造)の現ドラマー、Taiquiさんが参加して、ダブルドラムで演奏されました。
日本におけるカンタベリーミュージックのトップグループとして認識されているアイン・ソフですが、バンドの歴史の中で断続的に訪れる活動休止期間があまりにも長いこと、近年はライヴこそ行なわれるものの、特に新作を出すわけでもないこと、などから、関西シーンに於いても、所謂「懐メロバンド」としての存在価値しか持ち得ない筈が、どうしてどうして、ライヴで見ると現役なんですね。でなければポセイドンも今年のメキシコのBajaに送り込もうなんて考えないでしょうし(なにしろ同行するのが内核の波ですぜ)。で、そう感じさせる最大の功労者はメンバー中最若(っつっても既に40台後半の筈)のTaiquiさんの強烈なドラミングによるところが大きいのではないかと。以前KBBとのジョイントを見た時も、実質バンドを仕切っていると思われるキーボードの藤川さん以上にステージでバンドを引っ張っていたのがTaiquiさんでしたから。
そんなTaiquiさんと菅沼さんの強烈なツイン・ドラム。音こそデカイものの、見た目とは裏腹にかなりかっちりしたリズムでバンドを底支えしている普段の菅沼さんのドラミングですが、煽り煽られ、もの凄いことに。Taiquiさんがハコ備え付けのドラムセットだったのが残念ですが、あの狭いグレープフルーツムーンで、音圧もテクニックも高い二人のドラムを間近で見られたという、まさに至福の一時でした。
寂れた街
井筒さんのペンによるこの曲は、かつて賑わっていた地元・徳山の商店街が、帰郷してみたら寂れたシャッター街になっていた、という情景を描いた曲だそうですがね。
アルバムではそのコンセプトのとおり、寂しさを感じさせるギターのリフとクラシカルなピアノのフレーズが延々と繰り返される静かな曲ですが、ライヴではリズムこそオリジナルに忠実に大人し目ですが、ギターは結構好き放題に動き回ります。うーんなんかシャッター街の侘しさとかいうよりも、明け方の歌舞伎町みたいな、外から見たら人も少なくて侘しいけど扉一枚向こうは毒々しく騒々しい夜の延長の世界が、というイメージに。
-アンコール (1)-
94k2(串カツ)
アンコールでは、ニューアルバムから演奏していない最後の曲。浪速音楽シーンとの濃密な交流から生まれたwらしいんですが、大阪ネイティヴの俺に言わせれば、立ち飲み系串カツなんて、いわゆる大衆食だし、食べたからってこんな曲ができてしまうような素晴らしいもんじゃないと思うんだけど、まぁそれはそれです。
アルバムでは寸劇めいた導入部を持っているんですが、ライヴではDjamraのメンバーが寸劇を担当し、ステージと客席の間の狭っくるしいところに車座に座り、妄想宴会を繰り広げていました。
最後、トマトと牡蠣のコーラスのところでは、客席に手拍子を求めていましたが、変拍子叩きにくいし!まああの狭いグレープフルーツムーンに来る客層ですから、いづれもニューアルバム聴きこんでから来た筋金入りの連中ばっかりで、問題ないか。
時間もかなり押しているようで、この演奏で大団円となり終了するか、と思われましたが。。。
-アンコール (2)-
ヲーリーすーる
グレープフルーツムーンのスタッフに延長の可否を確認したあと、大ラスにはファーストアルバムからの、ライヴの定番曲であるヲーリーすーる。
これは中来田さんがベースで、そしてTaiquiさんがドラムで、カタンさんがコーラス??で参加し、本日のオールスターキャストにより、大盛り上がりで終了。
ファーストアルバムは、吉田達也という外部プロデューサーにより、かなり冷静にバンドの持つ多彩な魅力を意図的に強めたものだったのに対して、今回の新作アルバムは、バンドによるセルフプロデュースということもあり、本来の「やりたい放題」な部分がより強められたものになっているように感じますが、ライヴでもそういった部分が出ていて、かなりヘヴィでハードコアっぽい部分が強くなりつつあるな、と。
ただ、どんなにハードコアっぽくなっても、笑いの精神を決して忘れない。そしてやりたいことをやっているんだから楽しいんだ、という、演奏する側が感じる「楽しさ」が感じられるところが、単に「怒り」をテーマにした凡百のハードコアバンドとは違うところでしょう。
このニューアルバムのレコーディングもあり、昨年は結局、山口県への里帰りライヴは実現されませんでしたが、この4月には再び徳山にる*しろうが戻ってきます(前回の徳山ライヴの模様はこちら)。平日なのがちょっとアレですが、なるべく休みを取って、見に行きたいな。

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タグ : る*しろう 井筒好治 金澤美也子 菅沼道昭 3.27830 プログレ 基地外ジャズ

今回は写真は無しです。
一応カメラは一眼とコンデジを持っていってたんですが、東京のライヴハウスは厳しいしー。
前の山口は、場所が山口ということもあって、地理的に見に来られない東京近郊在住の推定数千人の る*しろう ファンのためのレポートというつもりで、写真を多く使ってみたわけで・・・
もちろん、当日、一応撮影許可はとっていますが。

でも、今回は東京での公演だし、そんな必要も無いかと思いました。
まあカメラないほうが音楽を心から楽しめるのも事実ですしね。

と・こ・ろ・が!

この決心が、あとで後悔を産むことに・・・

まあそれはともかく。
高円寺駅に着いたのが19時ジャスト。うわー、前の席取れないかな~?と思いつつ、高円寺純情商店街を走り抜けてペンギンハウスへ。
途中のauショップで、バーバパパのスタンプをGETしましたが、近日中にauを解約する気満々の身としては、ちょっと後ろめたいような。
ペンギンハウスの入り口に着いて、階段を降りると、幸い、まだお客さんは殆ど来てませんでした。
店内で井筒さんと美也子さんにご挨拶したあと、ワンドリンクは梅酒ロックを注文。
ライヴが終わったら吉祥寺で飲むつもりなので、酒は控えめにしました。
ぼちぼちお客さんも集まってきたところで、井筒さんに、strange music pageの主催者、けいさんを紹介されました。(プログレ系サイトの主催者なんて、みんなおっさんばっかりだと思ってたら、明らかに私より若い人だったのでちょっとびっくりというかショックで・・・俺もオサーンになったもんだ)
あと、初台DOORSの社長もいらしてまして、ご挨拶させていただきました。(単なるファンの客なんで、どう挨拶したらいいものか迷いましたが、とりあえず「いつもいいライヴを見せてもらってまして」とかなんとか)
まあ、路地裏企画ということで、ほとんどがバンドの人と顔見知りみたいな感じでしたね。
こんなアットホームな雰囲気もいいものです。
ただ、ほとんどが常連か顔見知りみたいな中、席の間を歩く美也子さんが妙に恐縮してるなーと思ったら、姫は今回腰痛に悩まされていたそうで、ああ腰が低いっつうか、腰に振動与えないための姿勢だったのかー。

そしてライヴ開始。

る*しろう

二番手は、る*しろう。
2月の新宿Live Freak以来。
美也子姫は、この前の大阪の高円寺百景で見ましたが。
姫は今回は頭の右側で髪を一つに束ねていました。
今回もかぶりつきで、場所的には前回の大阪の百景と同じく、姫のドまん前。相変わらず美(ry

いや姫のレビューではなくてライヴのレビューでしたな。ははは。

出てきたかと思ったら、美也子さんはドラムセットに陣取り、菅沼さんギター、井筒さんピアノ・・・。

裏る*しろう type2 キタ━━━━━━m9(゚∀゚ )━━━━━━!!!!

この夏、百景でヨッシーとの活動期間が多かったせいか、美也子さんはヨッシーばりに叩きながら意味不明の歌を歌い、井筒さんはやけくそっぽいピアノ片手弾き。菅沼さんが一番普通ぽかったかな。
いやーしょっぱなから飛ばすねー(・∀・)イイヨイイヨ-

ポチャ同様、時間が限られているせいか、アルバムの曲を繋げて凄まじい勢いで弾き倒し・叩き倒し。
今宵のる*し は、いつもよりジャズ風味を強くしてお送りしておりまーす・・・みたいな。
前に見た新宿Live Freakの時は、すごくヘヴィロック風だったのが、今回はすごくジャズ。
ただ、単にジャズでは終わらないのもこのバンドの素敵なところ。
姫はすげーいい声でジャズ・ボーカルをはじめたと思ったら、「ナンデコーナルノー」という叫びと共にハードコアへ転換。いつものことながら、このブレ幅の大きさってば、ほんと彼女の最大の魅力ですねえ。
ブレ幅といえば井筒さんすごく真面目そうにジャズギター弾いてたと思ったらら突然フィードバックノイズ。生真面目な人が捨て鉢になったら怖ゎーいぞ、って。
菅沼さんは相変わらず大きな体を駆使して大魔神ドラム(なんだそりゃ)。でも、この人が底を支えてなかったらこのバンド、どうなることやら。
曲間に美也子さんが「かっちりしたバンドに挟まれた、ユルユルのバンドで・・・」みたいなことを言っていましたが、確かに徹頭徹尾(アドリブのように聴こえる部分もほぼ全部)譜面化されているポチャと、メカニカルでテクニカルなMSNに挟まれて、この自由奔放豪放磊落な、る*しろうの変態ミュージックは異彩を放っていたとも言えるかも。
ま、変態は変態なんですけどね。ポチャもる*しも、愛すべき変態。
特に今回のる*しろう、本当に楽しそう。汗水垂らして肉体労働しているポチャや、渋面でクールなステージングのMSNの両バンドとは、確かに対照的でした。
ステージを見ながら、こちらも自然と笑顔になっていました(←うーんよく考えたらニヤついてるってことか。キモイ)。
11月に山口に来るっていうんで、中国地方在住者としては万難を排して迎え撃つ所存。山陽道が先日の台風で一部通行止めですから、中国道で行くぞ、っと。
晩秋の山口で楽しいライヴを見られることを期待しつつ。

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