お引越し

裏MotorsportsFlashback。
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 広島に来て丸四年、そろそろ来るかなー、と思いつつ、いやいや、この不況の世の中で、敢えて社員の転居にコストを費やすようなこたぁないだろうから、もうしばらく広島にいられるだろう、と希望的観測も持っていた今日この頃ですが。

 はい。

 9月2日付で茨城県に転勤です。

 広島の町が好きで、広島の人も好きで、まだまだこの町から離れたくないと思っていたので、とてもとても寂しいです。
 そして、なによりも、楽しみにしていた『地ビールフェスタ in ひろしま 2009』に出られないことが、残念でなりません。

 …まぁ、でも仕事ですから。それより引っ越しとか引き継ぎとか大変だわ。。。

 あと、来年のビアフェスには休み取ってでも戻ってくるよ、絶対。

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タグ : お引越し

吉祥寺について考えていると、もっといろいろ書きたくなって来ましたので、もうしばらくチラシの裏にお付き合いください。

吉祥寺の駅前には、有名な商店街(というより戦後の闇市がそのまま現代まで残ったような風情)「ハーモニカ横丁」があり、ここも昔ながらの魚屋・八百屋・居酒屋・ラーメン屋などと、若い人向けのカフェや占い屋・アジア料理屋などが混在し、独特の雰囲気を醸し出しています。
ハーモニカ横丁
ここのお気に入りは焼き鳥屋「串.com」。焼き鳥がおいしいのはもちろんですが、なんとここが滅多に見かけないハートランドの生を置いています。それとパスタ屋「スパ吉」。ハーモニカにしてはちょっぴり値段が張りますが、生パスタの美味さは吉祥寺でも屈指でしょう。

これら以外にも吉祥寺に関しては、4年で多くの「行きつけの店」ができましたが、中でも多く通ったのが駅の高架下にある台湾料理屋「旺旺」。ここの名物メニュー「かげごはん」はボリューム・味つけとも言うことなく、加えてコストパフォーマンスも最高です。
Pubでは、新宿から吉祥寺に移転してきたという「The SHAMROCK」。生のギネスがキャッシュオンデリバリーで飲めるオーセンティックなアイリッシュ・パブです。
新しいお店ではリゾット屋さん「東京基地」。かかりつけの美容師のお姉さんに薦められて行ってみましたが、深夜というか明け方までちゃんとした「ご飯」を食べられるお店として重宝しました。リゾットカフェと銘打つだけあって、リゾットはどれも美味い(でも男性にはちょっとボリューム不足ですが)。
そして吉祥寺在住の最後の数ヶ月、通いつめたのが、05年の4月に開店したばかりの「Beer Pub HOLIC」。最近スーパーや酒屋さんにも缶ビールが置かれているよなよなリアルエールの生、ギネス生と常陸野ネストのホワイトエールの生が置いてありますが、それに加えてボトルビールがベルギー・アイルランド・アメリカを中心に常時50種類(!)ほど置いてあるのがビール好きには堪えられない店です。
ビールだけではなく、料理も、ボリュームもそこそこあって、味もなかなかのものです。さらに店内に無線LANがあり、ネット接続しながらビールと食事が楽しめるという至れり尽くせり。さらにダーツが一台設置されており、私はここでダーツの楽しさを教えられました。

なんだか吉祥寺のショップ紹介になってしまいましたが、そういうのは吉祥寺ウェブログにでも任せておいて、町の規模の割にはユニークな店が多いのは、都心に比べて相対的にテナント料が安いというのもあるでしょうし、町全体の造作がそういう店が存在することを許容しているという風情があるように感じます。
一説には、吉祥寺は、市街地再開発の時に駅前に大きな百貨店系を作らず、敢えて駅前には昔ながらの「商店街」を残し、そこを通って行った先に伊勢丹・ロフト・三越・東急といった大規模百貨店を誘致した、といわれています。
必然的に、大規模店舗に行こうとする人が商店街を抜けていくことになり、結果として、近年の郊外市街地再開発に伴い発生している問題である「大規模店舗誘致の結果、地元の小規模小売店が潰れる」という問題をクリアして、かつあの独特の面白い町並みが出来上がった、ということだそうです。

家賃が高いのが大きな問題ですが、いずれまた戻って住みたい街ですね。

転勤で広島に住むことになりました。
広島というと、旅行でも行ったことがない、まさに自分にとっては未踏の地で、それだけに期待と不安が入り混じった複雑な心境です。また、東京に住んで5年、ようやく吉祥寺という街の面白さに気づいたと思った矢先の引越しで、ちょっと残念です。

井の頭公園にて
思えば、東京で暮らすことになった4年前に、バスで吉祥寺に出られるところに居を定めたのは、ほんとうに偶然でした。自分の住んでいるところが、「東京で住んでみたい街」の集計で常に上位に来るような街だと知ったのは、ずいぶん後になってからです。

関西から東京に乗り込んでいった自分としては、行く前から「東京って街は、関西の人にとっては冷たく感じるよ」とか、まあいろいろ言われてちょっと構えていた訳ですが、そんな状態の自分が、実際に住んでみたら意外にもすっぽりハマってしまったのがこの吉祥寺という街、そして中央線文化圏。
そう、中央線の沿線、とりわけ新宿から三鷹あたりまでには「中央線文化」とでもいうようなものがあります。それがどんなものかを一言で表すのは難しいのですが、東京以外の地域(というか関東圏以外の地域)に住む人が「東京」と聞いて思い浮かべる文化的な感じとは全然違う、もっと垢抜けない感じというか泥臭い感じというかユルいというか。
東京に住んでいる人には、「東中野」「中野」「高円寺」「荻窪」「吉祥寺」と駅名を列挙したら雰囲気が伝わるんですが、東京以外に住む人にあの雰囲気を伝えるのは難しいですね。東京で伝統的な「下町」といえば浅草などを思い浮かべるでしょうが、そういう江戸下町文化とも全然違う。そんな「中央線文化」の中心地とも言えるのが吉祥寺という街です。

吉祥寺には老舗ライヴハウス「シルバーエレファント」があり、ここは中央線系プログレの聖地ともいえるハコで、関西在住時にも名前だけは知っていました。それ以外にも、曼荼羅グループの「曼荼羅」「曼荼羅2」「STAR PINE'S CAFE」あたりも頻繁にプログレバンドのライヴを行っています。
これらの吉祥寺ライヴハウス群と、「喫茶プログレ」があることで有名な高円寺。ここにも小さなライヴハウスが点在しており、それらと、江古田(こちらはプログレカフェ「Flying Teapot」でその筋には有名ですね)の「Buddy」。このあたりのLive Houseを根城にしているミュージシャン達を総称する言葉として「中央線系」と言うようです。
具体的には吉田達也壺井彰久鬼怒無月永井敏己といったあたりが代表選手でしょうか。
もともとプログレという音楽ジャンルが大好きだったこともあり、これらの「中央線系」と言われるミュージシャンが作る音に馴染みやすかったというのもありますが、実はプログレに限らす、ブルーズとかソウルとか、どこか垢抜けない、けれどディープな音が、町のお洒落イメージに相反して、不思議に根付いている街です。

吉祥寺でも駅の北、かつ吉祥寺通りから西のエリア、いわゆる「東急裏エリア」と言われるあたりで、Hanako誌やTokyoWalker誌などの吉祥寺特集で取り上げられる老舗の名店やお洒落なカフェなどが集中しています。
この辺りは本当にきれいなお店や、いわゆる「名店」が多く、吉祥寺のお洒落イメージを代表しているエリアと言えましょうが、そんな吉祥寺の持つ雰囲気と対照的なのが、同じ駅の北でも通称「旧近鉄裏」、今は三越と大塚家具が入っている建物の裏あたり、通称「東町」。そしてそこからJRの線路を越えた辺り、通称「南町」。
東町はいわゆるフーゾク街がありますし、南町はというと、JRで新宿方面から吉祥寺に来ると必ず目に入る「ソープランド」という大きな看板を目にするあたりです。いわば、吉祥寺のお洒落イメージとはかけ離れたエリアだったわけですが、だからこそテナント賃料も安いのか、ちょっと東町や井の頭公園通り、サンロード商店街などには存在し得ないへんてこな店が点在しており、そういったところにはサブカルというか泥臭系の音や雰囲気に満ちています。

たとえば南町。新宿方面から吉祥寺を訪れる人の視界に必ず入ってきて、ある意味吉祥寺のパブリックイメージ形成に大きな役割を果たしているともいえる前述のソープランドと、その近所のフィリピンパブに囲まれた中に、DJが70年代ファンク/ソウルをかけまくるBAR(あれをBARというのか微妙に疑問ですが)「ありがと屋」というディープなお店がありますし、そこから道一本挟んだ向かいには、週末には客を交えた一大ブルーズ・セッションが繰り広げられるブルーズ・バー「Golden Bat」、一見して繁華街も終わったかなあ、というあたりにぽつんと存在する貧乏BAR「Stun」、線路を渡って北に行った東町にはマンションの一階部分をウナギの寝床状態に細かく縦に分割し、それこそ畳二畳分ほどのスペースに、たくさん「小物屋」「古本屋」「中古レコード屋」「占い屋」などを入居させている建物があったりします。
また、武蔵野市の施設「吉祥寺シアター」ができて、貧乏な若い演劇人のメッカになりつつあったりします。

「プログレ」「ブルーズ」「70年代ソウル」「演劇」「貧乏若者Bar」・・・どうでしょ。ちょっとは「吉祥寺」「中央線」の雰囲気を読み取っていただけましたでしょうか。

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